第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第27話:怪しいイケメンが居る…俺レベルのイケメンなら、怪しくはないのだろうに…
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の後アリーナ達に手を引っ張られ、逃げる様に(リュカ以外)城を出て行った。
そして即座にルーラを唱えさせ、サントハイムへと帰還したのだ。
あと数時間エンドールに滞在していれば、バトランドからの客船に乗っていた娘と再会出来たハズなのに…
(エンドール城下町)
マリーSIDE
遅かった…
嵐に見舞われ船の運航が遅れた為、大事な武術大会に間に合わなかった…
一体誰がアリーナ達と行動を共にしてるんだ?
ウルフかな? 会えなかった以上、彼じゃない方が良いなぁ…
町で情報を集め、ウルフっぽかったらサントハイムまで行かないとなぁ…
他の奴だったら別に良いけどね!
「さてマリー…私は宿を取ってくるが、マリーはどうするのだ?」
「うん。私は家族の情報がないか、町の人々に聞き回ってくるね。ライアンちゃんも別行動で勇者の情報を探すんでしょ?」
「うむ…ではホイミン、お前は宿屋で留守番を頼む」
「はいライアン様! …あ、でもマリーさん。船の中でみたいに、面倒事を起こさないで下さいね!」
ちっ! 小うるさいスライムね。
アレは不可抗力よ!
不細工水夫が言い寄って来たんだから、海に叩き込むのが我が家の常識なの!
鏡みてから女をナンパしろっての!
「はいはい、うるさいわねー! もうしませんよ…叩き込む海が無い陸地なんだから…もうイオラで吹き飛ばすくらいしかしないですよ!」
私は笑顔で意地の悪い事を言い、ダッシュでライアンちゃん達と別れる。
後ろでは二人の悲鳴に似た声が聞こえてくるが、そんな事は無視だ!
兎も角、マイダーリンの情報を仕入れなければ…
町中至る所で情報を集めたのだが…
判った事はアリーナと一緒にいる人物がパパである事だけだった…
だったらいいや…わざわざサントハイムに行く必要はないよね。
ただ…あの人、武術大会でイカサマしたみたい(笑)
アリーナ姫の戦いを最後までみていた観客が言ってたわ…
セコンドに付いてる神官が、頻りに『………でスカラ』って話しかけ、スカラ強化を行っていたって…
しかも最後のベロリンマン戦で、セコンドで待機の男が、光の玉を出現させる魔法を使って分身を見破る手伝いをしたらしいの!
あの大会は、裏で賭け事がされていたらしく、ベロリンマンに賭けた男が文句を言ったんだって!
そしたらその男が大激怒…
無被害な場所目掛けバギマを唱えると、『暗くて観にくいから明るくしたんだ!』って逆ギレ…
これって間違いなくお父さんよね。こんな人間が他に居るとしたら、ポピーお姉ちゃんくらいなもんでしょ!?
しかもポピーお姉ちゃんじゃ、光の玉を出現させる魔法…つまりレミーラを使えないし。
間違いなくお父さんね!
う〜ん…嵐
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