暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第12話「クラス代表決定戦03」
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っ!!」

一夏
『この兵器は毎回お前が命令を送らないと動かない。しかもそのとき、お前はそれ以外の攻撃ができない。なぜならっ!!』

[ドォンッ!]

一夏
『制御に意識を集中しているからだ!』

薫子
「織斑選手、2つ目のビット兵器をぶった斬ったぁああ!!」
鏡夜
「彼の説明を付け加えると、あのビット兵器は2つが囮、1つが織斑選手の反応が一番遠い角度、最後の1つが避けるであろう方向に攻撃していましたね」
薫子
「な、なんとそうだったのですか!? 残すビット兵器はあと2つ! 織斑選手はこのまま行けるのか!!」
鏡夜
「(…多分ダメだろうな。少年は攻略法が解ったから少し浮かれているようだし…、オルコットの方は何かを企んでいる顔だ……)オルコット選手は、もう少しポ−カーフェイスを練習したほうがいいですね (ボソッ」
薫子
「…はい?」




<アリーナ内>

一夏
「あと2機っ!!」
セシリア
「クッ、行きなさい!!」

[ヒュンッ、ヒュンッ]

少し焦ったかのように2機のブルー・ティアーズに指示を飛ばすセシリア。

一夏
「(やっぱり出してきたか…。だが、あいつは必ず俺の反応が一番遠い角度を狙ってくる)…そこだっ!」

[ドォンッ!]

一夏は2機のブルー・ティアーズが自分の前後に配置されたときにはすでに“どこが一番反応が鈍くなるか”を察し、自身の右手に握る刀を振るい、1機のブルー・ティアーズを斬り裂いた。

薫子
『またもや織斑選手、ビット兵器を斬り裂いた!! 残すビット兵器はあと1つです!!」

一夏
「これで、ラスト!!」

[ドォンッ!]

セシリア
「クッ、最後の1機までも…」
一夏
「これで後は距離をつめれば俺の勝ちだ!」

最後のブルー・ティアーズを斬り裂いた一夏はセシリアに向けて一気に距離を詰めようとするのだが、

セシリア
「フフ、かかりましたわ」
一夏
「っ!?」
セシリア
「ブルーティアーズは4機ではなくってよ!」

セシリアはブルーティアーズの腰に装備された“弾道型のブルー・ティアーズ”を2門を展開し、それを発射。
2つの追尾ミサイルが一夏の駆る白式目がけて追い掛けてくる。

一夏
「クッ!」

罠であったことを察し、スラスターを反転して距離をとる一夏。
しかし、無情にも追尾ミサイルは自身を追ってきており、徐々に距離を追い込まれてしまう。
そしてそれは、セシリアから放たれて数分もしないうちに、

[ドォーンッ!!]

白式に直撃し、爆発した。


【補足】
●天帝
ガンダム種のラウ様がかるラスボス的な機体。

●グゥレイト!!な人
種時代に砲撃型のガンダムに乗っていた金
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