第5話
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「無事に転生出来たようだな」
「ああ、オレが兵士を8つ、レイナーレが僧侶1つでな。アーシアは?」
「無事に逝った。心配する必要は無い」
「そうか。結局ちゃんとしたお礼が出来なかったな」
「私が出来る限りの事はしておいた。細かい所は私とグレモリー先輩で詰めておく。今日の所はもう帰って、ああ、両親への説明があったな。仕方ない、今日の所は私の部屋を貸してやる。レイナーレと共に休んでいろ」
自宅の鍵を取り出してイッセーに投げ渡す。
「あっちのマンションの方だよな?」
「そうだ。私は他にもやる事があるから明日の昼頃にそちらに戻る。好きに使ってくれて構わない」
「サンキュー」
「レイナーレ、ある程度の制約は受けてもらうぞ。面倒だが世間体と言う物はあるし、人間界に居る以上人間の中で暮らさなければならない。それだけは理解していろ」
「分かってるわ。だけど、理不尽な事には反発するわよ」
「それで良い。ではグレモリー先輩、申し訳ないですがもう少しだけお時間頂けますか」
「ええ、私の方でも上への報告を作ったりする必要があるから」
「それじゃあ、とっとと片付けてしまいましょうか」
イッセーとレイナーレが部室を去ってからグレモリー先輩と細かい部分を詰めていく。レイナーレに関しては勝手に動いていた部下を粛正する為に動き、消滅しかけていたのをグレモリー先輩が配下になる事を条件に転生させた事にした。イッセーに関してはレイナーレの協力者にしておき、私も同じだ。他の勢力の者を勝手に入れても良いのかと聞いてみたが、個人の判断で可能らしい。まあ、昔の仲間に会った時に気まずいと言うか目の敵にされるみたいですけどね。そこはイッセーに頑張って守ってもらいましょう。先輩達の負傷は堕天使のせいにして向こう側の生存者ははぐれ神父が一人だそうです。普通の人間とは思えない程の反応速度らしいが今のイッセーには勝てないだろう。グレモリー先輩達に負けている時点でイッセーに勝てる訳が無い。いや、不意打ちとか人質、悪魔質?まあそういう汚い手を使われない限りは負ける事は無いだろう。
私?私の場合射程内に敵意が存在した時点で吹き飛ばせる。大体の事が話終わった頃にはそろそろ日が明けようとする頃だった。
「ではまた後日。あっ、残っているワインは差し上げますよ。今回の件の迷惑料だとでも思って下さい。そこらの名酒と比べ物にならない位の上物ですから」
私の従者や慕ってくれていた者達が小宇宙を込めて育てた葡萄から作られたワイン。質を上げる為に出来るだけ樹木1本毎の個数を減らした為に数は少ないが、それに見合うだけの物になっている。そこそこの量は残っていますが、販売する様な量はありません。また作るにしても今度は私一人で土作りから始める必要があり
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