第五夜 東風谷早苗は灰かぶり
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それにこんなところで飲むと唯のミックスジュースも高級に感じるのね」
ミックスジュースと言われると身も蓋もない話のなってしまう。
「他にもノンアルコールカクテルはあるし、度数の低いカクテルもあるので、どんどん聞いてください」
「はい!」
早苗は嬉しそうに頷いた。
お節介やきな魔法使いとやさしい継母、王子はいない。役が少しおかしいが確かにシンデレラだ……とそんなことを思いながら楽しそうに話をしている早苗達を悠は少し離れて見守っていた。今日はアイスピックを持って氷を割っていない。代わりにグラスを磨いていた。氷を割る音で彼女達の話に水を差すことを懸念したからである。阿求が入店するまで悠の安らぐ時間が続いていた。
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