9部分:第一幕その九
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ほんの少し考えた後で述べる。
「それじゃあ」
「はい。ではドレスの用意を」
「わかってるわ。少し待ってね」
「私はもうドレスをレンタルしてきますので」
「用意はいいわね」
「何でも用意が肝心じゃないですか」
にこにこと笑いながらの言葉であった。
「パーティーも色恋も」
「そうね。アルフレートはわかっていないようだけれど」
「女はそうして男を手玉に取るんですよ。けれどその手の内は男には見せない」
意味深い言葉であった。これがアデーレであった。
「ですよね」
「そうよね。じゃあ先に行ってて」
「はい」
こうして二人も宴に向かうことになった。大晦日の騒動は場所を移すことになった。
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