Mission 6 目標を撃破し、仲間を守れ
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期待できる。
届いたっ!即座にチャージを開始!!
キィン!
速い!?エックスの助けはこれか、武器のチャージが速くなった。
だが、あいつはバグを取り除いたと言っていた。何かが違う気がするが良いだろう。
「隙は十分ですわ!ゼロさん!!」
キィン!!
溜まった!!あとは解き放つ!!
「うぉぉおぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!」
以前の俺が多用していたコンボ。
ダッシュ、回避、ダッシュからのフルチャージ解放。
抉るように、刈り取るように、リコイルロッドを打ち込む。
バゴンッ!!!
と、盛大に音を立てて奴、形容するなら鉄の巨人差し詰めゴーレムから炎が上がる。
「はぁぁぁぁぁ!!!!!」
追い打ちと言わんばかりに何も握っていない左手でゼットセイバーを抜き取り、再びさらに奥へ、中身を抉るように突き刺す。
もう、動かないだろう。
と、安心した矢先、ぶらんと垂れ下った右手が水平の高さまで上がる。
ビームの射出口らしき所にの赤いエネルギーが集まる。
奴の右手がさす方は俺がさっき壁に追突した方向。
つまり、リンが隠れている場所…………
血の上った思考、熱くなった精神が一気にクールダウンする。
「させるかぁ!!!!」
残りのエネルギーを瞬間加速(イグニッション・ブースト)に注ぐ。
なるべく小回りな加速を心掛け、射線上に割り込む。
間に合え、間に合え、間に合え…………
「間に合ったっ!!!」
目の前に赤い光が広がる。
微かに電子音が聞こえる
---
シール………ルギー、残…
急速…減……高熱源……
危険…
---
---場所移動---
「ん……」
「アンタ! 大丈夫なの!?」
リンの声が聞こえる。
ぼんやりと意識が覚醒してくる。
「ここは…?」
「医務室よ。保健室、治療室とも言うわ」
「あいつは、どうなった?」
一番気にかけていた事を口にする。逃げられたのか、撃破したのか。
まぁ、あそこまで破損した状態あの出力の物を放ったんだから無事では無いとは思うが。
「あの後セシリアが叫びながら全武装解放して破壊したわ。軽く地獄よ」
「守れたんだな……みんなと、お前を」
「まったく、あんな無茶するなんて信じられない!」
「何度も言うが約束したからな、守り抜くと」
「ここまでして守ってもらったら迷惑よ」
「そんな顔をするな。みんなを……お前を守れたんだからそれでいい」
俯き、思いつめたような表情を見せるリンにそう声をかける。
誰も犠牲は出なかったんだ。なら、俺はそれで満足だ。
何かを守れたという結果さえあればそれでいい。
痛いのはなるべくならば避けたいとこ
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