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外伝 ドラゴンクエストV 勇者ではないアーベルの冒険
エジンベア編
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り右腕をつかんできた。
「あの人は誰ですか?」
「たしか、マーゴットだったな」
「アーベルさん、どういうことですか!
私という人がいながら」
勇者が左腕をつかんできた。
「田舎の話をせがまれたので、いろいろと話を聞かせたのだが」
俺は、勇者が言った言葉の後半の意味が理解できなかったが、知り合った経過を説明した。

「アーベルは、そうやって各地で女性を口説いていたの?」
セレンは右腕をきつく握り締める。
「誤解だ、誤解。
単なる情報収集だよ!」
俺は、先頭を歩くテルルに助けを求めた。
「自業自得でしょう」
振り向いたテルルの顔は笑っていたが、目は笑っていなかった。
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