暁 〜小説投稿サイト〜
転生者とマテ娘と日常?
謎と疑惑と入学式と
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に喋る。
そう、あやつは我等と初めての出会いの時危機に瀕しておったレヴィを助け出したのだ。…姫抱きで。
その時の真剣な表情はレヴィの心を射抜いたらしく、思い出しては悶えている。我だってやってもらいたいぞ!



「レヴィ…オハナシしましょうか?王、先に帰ってください。」


シュテルから発せられる黒いオーラに怯えるレヴィ。


「シュテル、程々にしておくのだぞ?それと…我を王と呼ぶのはもう止めよ。」
「王様止めないの!?」
「…やはりナノハ達に気付かれるからですか?」
「それもあるが、我はもう王ではない。ただの三崎ディアーチェだ。それに、我等は家族だ。」


我は空を見上げながら呟き、振り替えると笑顔を浮かべる。


「家族相手に王等とは言わぬであろう?」
「…臭すぎです。」


真顔で返してきおった。折角我が決めたというのに…こやつは…!


「ですが、確かにそうですね。ではもう王とは呼びませんよ?ディア。」
「じゃあ僕も!ディアー♪」


シュテルに続いてレヴィも我の事を愛称で呼んでくる。な、何だかくすぐったいな…。


「よし!では帰るか!」

「「はい!(うん!)」」


皆で一斉に走り出す。我等は笑い、じゃれあいながら家路に着いた。





Side ディアーチェ…end





Side 暁






『マスター、随分騒がしい学校ですね?割りとお坊ちゃん、お嬢様学校だった筈では?』
[んー…その筈なんだけどな…]


俺はバルディオンと念話をしながら、人通りが少ない場所を選び家を目指していた。
俺、現在上履きのまま下校。誰かに見付かれば事情を聞かれる事間違いなし。


『それにしても、やっぱり管理局組が動いてきましたね。』
[まあな…でも、何とかなるさ。俺達は管理局に従属するつもりも無いしな。]
『何処までも御供しますよ、マスター。そして何時かはマスターと……あたっ!』


こいつは本当にデバイスかと思うくらいに感情が豊かだな。
姿があれば悶えているであろう相棒に軽くでこぴんを喰らわすと、人の気配を感じて振り返る。
俺の視線の先には、高町達が居た。皆で楽しそうに話しているところを見ると、俺には気付いて居ないようだ。
幸い俺の家は近くなので、バレないように急いで家に入る。玄関で上履きを脱ぐと、洗うために風呂場に持っていった。


「サーチャー、飛ばされてるな。」
『はい、流石に家の中までは飛んでませんが…』
「やれやれ、管理局にはプライバシーってもんが無いのか?」


だから嫌いなんだよ…とバルディオンに愚痴りながら風呂場で上履きを洗い干す。
サーチャーをどうにかする方法を考
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