第三章
ようやく彼らはクッキーを作り始める。
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っかじゃん。...え、なに? まさかもう他の男できたわけ? ...へぇ、あんたってそうゆー感じだったっけ』.....とか何とかカオスな状況になっちゃうのさ!」
「...なっちゃうのさ...じゃないよ!? べつにそんな風にならないよっ?」
「ふむ...なるほど.....」
「なるほど...じゃないし! ...あんまり知られたくないのは本当だけど.....。クッキーとか...そういうマジっぽい雰囲気、友達とは合わない、から」
「...本気んなっちゃったんだ。『初めは遊びの...か、軽い気持ちだったのに、どうして』ってやつだね? フゥー、妬っけちゃうー♪.....『焼けろ』」
...誰だ! その男は! ...由比ヶ浜結衣。お前がもしその男を好いてるなら、俺がその男の身体をぶっ壊す! ...ってそれ幻○殺しでも何でもなくてただの傷害事件だ。テヘッ☆
「いや、だからあ、遊んでるとか...そんなことしてないよっ?」
「由比ヶ浜さん。もう放っておきなさい...。その男、もう思考回路が滅んでいるから...」
お前には...お前には絶対に言われたくなかった!言われたくなかった、のに...。 ... あれ?俺反論できないのかよ?
いや、俺もふざけてるだけだから、だって由比ヶ浜さん処女なんでしょ。.....ん? ってことは純愛ってやつ? うわぁ...。ますますそいつを血祭りにあげたくなっちゃったぞ♪ ギラリン☆
俺が可愛くぺろっと舌を出しながらポッケのナイフに手をかけようとすると比企谷が急に、
「はっ」
と、由比ヶ浜さんを鼻で笑った。
...まあ、二人だけで話すって言うから深刻な問題かな?って思っちゃったからね。
比企谷は他人の...いわゆるコイバナに興味はないだろうし、笑ってしまうのも仕方がないだろう。
もちろん俺も興味はない。...ちなみに相手の血液型には興味がある。...ほら、輸血が必要になると思うし...。他にも殺意があったり凶器があったりする。...よくドラマであるよね。機会さえあれば、人は簡単に人を殺す...みたいな。今がそれ。
話を戻すけど他人の恋愛なんて他のものと同じで俺には関係無い。いつもみたいに適当に「マジ頑張んなよ〜。○○可愛いから絶対いけるって〜」とか言ってればいい。他の連中もそうでしょう?
うまくいかなければ「あの男マジ見る目ないよね〜。ホモなんじゃね?」「うっわ〜きめぇ〜。マジヤバ、他の奴にもメールしとくわ」っとか何とか言っておけばいいのよね? ...楽勝。そしてビッチと俺キモい。...その時には「マジ俺きも〜い」とか騒げばいいのよね? .....いや、違うか。
「あ、あう...」
比企谷に笑われたからか由比ヶ浜さんは言葉を失い、俯いてしまった。
スカートの裾
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