―妖怪vs大天使―
[11/19]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
みにする。
「このターンで終わらせてもらう! ライトロード・パラディン ジェインで、ウィクトーリアを攻撃!」
《ライトロード・パラディン ジェイン》と《ウィクトーリア》のステータスは同じであるが、光の聖騎士は攻撃する時に300ポイント攻撃力をアップさせる効果を持っている。
聖騎士による光る剣戟がウィクトーリアを切り裂き、遊矢に《ジェルエンデュオ》へと貫通ダメージを与えた以来の戦闘ダメージを与えることに成功する。
遊矢LP1800→1600
「更に、カラス天狗でダイレクトアタック!」
カラス天狗とライトロード・サモナー ルミナスの二体のモンスターの攻撃で、遊矢のライフポイントは0になる。
今の遊矢の【天使族】デッキに、斎王から得られる可能性のある《冥府の使者 ゴーズ》を始めとする、手札で発動するカードは《宣告者》と呼ばれるシリーズ以外はないと、三沢は推測したのだが……
彼は、結果として親友の《機械戦士》に対する想いを見誤っていたのかもしれない。
「手札から《速攻のかかし》を捨てることで、バトルフェイズを終了する」
「なっ!?」
今まで天使族モンスターで白く光るモンスターしか採用していなかったことにも関わらず、突如として出現した《速攻のかかし》がカラス天狗の遊矢への攻撃を自分を犠牲にして庇ったのだ。
別に、《速攻のかかし》は採用されていてもおかしくないカードだが、三沢には遊矢が《機械戦士》のカードを採用して、未だ斎王からの洗脳を耐えているのだと考えた。
「……君は……ターンを、終了する……」
エンドフェイズ時に、《ライトロード・サモナー ルミナス》と《ライトロード・パラディン ジェイン》の効果によって、合計で五枚のカードがデッキから墓地に送られていく。
三沢の予測よりも、ライトロードの墓地肥やしが早く――そこが利点なのだが――デッキ切れを起こしそうなところである。
短期決戦でいかなければ、と《速攻のかかし》によって少し緩んだ気を引き締めた。
「俺のターン。ドロー」
三沢の《光の援軍》と《ライトロード・サモナー ルミナス》を軸とした展開力に、遊矢のフィールドにいた《光神テテュス》と《ウィクトーリア》は破壊され、リバースカードもなくフィールドは正真正銘の空だった。
「《神の居住−ヴァルハラ》を発動」
一ターン目に《ライトロード・ハンター ライコウ》によって破壊された、戦士たちが眠る聖域へと繋がる門が遊矢の背後へと開かれる。
まさか、このカードの発動のために先のターンで《アテナ》の効果で展開力に秀でた《アテナ》より、手札を潤沢に出来る《光神テテュス》を選択したのかと、三沢は思い至る。
もしもそうなのであれば、自分は《神の居住−ヴァルハ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ