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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic1-Bたとえ再び君たちに逢えるのだとしても〜Wheel of FortunE〜
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リオン様の魔術には魔力を吸収するものがありましたよね」
「イドゥンの事か? だがアレだけではどうすることも出来ないぞ。エグリゴリの魔道を吸収したくても、あの子たちの魔道には何かしらの属性が付加されている。残念ながらイドゥンは属性付加された魔力は吸収できない。いずれは出来るように改良するつもりだが」
「いいえ。エグリゴリの魔術ではなく、また別の・・・そうですね、魔力の宿った物品などから、などはどうですか?」
魔力の宿った物品から
女神の救済
(
コード・イドゥン
)
で魔力を吸収し、
魔力炉
(
システム
)
を通して神秘を付加し、それを戦闘に利用する。確かにこれならこの体でも何とかなるかもしれない。AAA−は何の補助もない状態、この身一つでひねり出せることが出来る目安だ。他から魔力を持ってくることが出来れば・・・。セフィロトの樹の儀式を思い出す。自身の魔力を結晶化し、それを順々に消費していく。今回もそれに似た事をすれば。
「ん?・・・魔力の結晶・・・?」
「どうかなさいましたか?」
「いや・・・似たような物を知っているような・・・あっ!」
脳裏に浮かぶ、懐かしき単語とその姿。アレを利用すれば、1機くらいは救えそうだ。名前はそう、「ジュエルシード・・・!」私が再び幸せを手にするきっかけになったフェイトと出逢うことが出来た要因。フェイトやアルフと出逢え、なのは達と出逢えたからこそ、私や先代3rd・テスタメントのシャルは人間性を取り戻せたんだ。だが、「マリア。今の年号、判るか?」時すでに遅ければ没。早すぎてももちろん没。
「年号は新暦となり、現在は次元世界標準年月日、新暦65年4月上旬です」
「新暦65年の4月・・・!」
ジュエルシード事件が起きる月だ。ジュエルシード争奪戦に参加するなら絶好の機会。しかしそれは、フェイトとアルフを敵に回すと言う事になる。
(私に出来るのか・・・?)
いや、出来る。私とフェイトが好き合った次元世界と、いま私が居るこの次元世界でのフェイトとは別の存在だ。だからきっと大丈夫。心が痛むだろうが、今回ばかりは悠長に構えていられない。
「マリア」
「はい。ルシリオン様」
「私はこれから地球は日本、海鳴市へ向かう。転送のサポート、任せられるか?」
「もちろんです。と言いますか、初めから私もそのつもりでしたから」
「なに・・・?」
マリアも対“エグリゴリ”戦用の魔力供給源としてジュエルシードに目を付けていたのだという。私の体を子供の体型で再生させ終えたのは、今から150年以上も前。耳を疑ったが、“エグリゴリ”が動きを見せなかったことで私を覚醒させずに封印したらしい。
しかし私が起きていれば、その150年でアジトくらいは探すことも出来ただろうに。最初はそう
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