アインクラッド編
その気持ちの名は――――
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ないと起きた気がしない」と、キリトが言う。
「朝飯、どうする?」
続けて朝一番の問いはキリトらしく食事の内容についてだった。
思わず呆れ声を出しそうになる。
「開口一番それか・・・・。朝は昨日と同じかったいパンとスープが支給されるはずだ。まあ、スープは昨日キリトが持ってきてた物よりだいぶランク低いけどな」
途端、えー、とキリトから残念そうな声が届くが、「じゃあ、もっとお金徴収しても文句言わなかったか?」と、訊ねると唸りながらそっぽを向いた。
「やっぱり頑張ってもう一食分持ってくるんだった・・・・」
「いくら軽い食材アイテムでも厳しいだろ」
「そりゃそうだけど・・・・」
未だにぶつくさ言っているキリトを見ながら立ち上がりアスカが言った。
「ケイタ達が起きたらすぐに料理食べられるように用意しとくか」
釈然としていない様子のキリトも仕方ない、と頷いた。
30分後、思った以上にスープの味が良く、がっついて食事をするキリトやダッカーを見て、ケイタと共にアスカが呆れたのは、再度ボス戦に挑む前であることを考慮し、快調であるという観点から見れば、良き姿だった・・・・はずである。
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