確かに約束しました
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?」
「いヤ、ダンスをする様にあの馬鹿の周りを飛んでいたと言う話だからナ、新種のモンスターティムかもしれなイ」
「妖精か、一度会ってみたいね。アスナもそう思うでしょ?」
「え? あ、うん…………でも、あの人絡みなんでしょ? 不用意に近付くと――――どんな目に合うか」
「そこが最大の問題ダ、カフェテリアの方も白い花とは言ったガ、
正確には白い花はドレスの一部らしくてナ、背中に巨大な花が咲いている様に見えるそうダ」
「白いドレス? プレイヤーなの? NPCじゃないんだよね?」
「NPCはメニューを開けないからナ、それに複数のメニューを開いてお茶してるらしイ」
「…………複数のメニューか……もしかしてゲーム管理者なの?」
「その可能性も高いガ――――どうやら協力的では無い様ダ、
近付いた目撃者が白い日傘の様な物で攻撃されてナ、ノックバックを食らって驚いている内に消えたそうダ」
「顔は見たの?」
「あぁ、白のドレスに合わせた白髪に赤眼、まるで白い雪の姫だったト」
…………髪を短くしてドレスを着てなければ、少年と見間違うほど胸が薄いと言う情報もあったが、
アルゴは何も言わなかった。
………………
…………
……
とあるのカフェテリアにて。
俺は噂の白い花と二人で久々のお茶をしていた。
「――――何故だろう? 今わたしが貶された様な気がした」
「貶す? 一箇所しか無いと思うが?」
「何処を見ながら言っているんだ!? 失礼だぞ君は……これから成長するかもしれないではないか」
「成長って…………アバターなんだから見た目を増やせば良いだろう?」
「このアバターは本来の姿と大して変わらないのだ、そんな事をしたら偽乳になってしまう」
「こっちのアバターは肉体を再現してるから体型を変えられないんだぞ? 贅沢を言うなよ」
「これでも少しは盛っているのだぞ? 痩せこけた腕や頬など君も見たくはあるまい?
それに、このアバターは君が用意したものだ、こういうのが君の好みなのだろう?」
黒雪姫のアバターをベースにした幼くも妖艶な微笑みは、その細い身体に色気を纏わせていた。
こいつ本当にシリカより年下か?
俺は意図的に目を伏せて白い肌を思考から追いやる事にした――――今にも押し倒しそうだからな。
「まぁ、趣味に関しては否定しないが――――さて、そろそろ狩りの時間だ」
「…………今度は何時になるんだ?」
「さてな? 狩り終った後の眠い面を晒すのもアレだし、これまでどおり、狩りに出る前の時間だな」
「…………そうか…………わたしは何時までも君を待っている。早く来てくれ」
「…………やれやれ…………迎えに来るよ。必ず――――だから待っててくれ」
「
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