第4話 黒岩さんはしゃべらない
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がついているが、指摘することも相談することもできないでいた。
本当に彼女は大丈夫なのか、何も言わないのであれば問題ないかもしれないし、そうではないのかもしれない。
今の牧石には確認するすべを持たなかった。
「まったく、おまえは何を真剣に悩んでいるのだ?
おまえの頭の動きが読めないのが残念だよ」
牧石が一向に相手をしてくれないことに、業をにやした目黒が牧石に文句を言った。
その言葉に対してどう反論しようかと頭を働かせていた牧石は、
「それだ!」
牧石は叫ぶと教室を後にした。
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