第7話 破綻
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事項」だが、細かいことはまだ決まっていない。
だったら、細部を君が望むように動かせばいいとは思わないかい」
「できるのか!
そんなことが!」
「それこそ、君じゃなければできないよ。
君はそれを使って、今まで政治の世界で戦ってきたのではないのかね?」
「……。
そうだな」
スーツ姿の男はうなずいた。
「君の言葉に、感謝する」
「別に。
こっちのほうこそ、好き放題やらせてもらっているのだ。
感謝しているよ」
「では、失礼する」
スーツ姿の男は、先ほどの入り口とは、別のところから帰っていった。
「さて、どうなるのかね、このサイキックシティは」
白衣の男は、つぶやくと目の前に散らばる資料を確認する作業を始めていた。
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