第7話 レベルアップ
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、サイキックシティを愛していることは知っている。
だが、私に言わせれば君の方こそ本来の目的を忘れているのではないか?」
グルーがスーツ姿の男を見る目は冷ややかだった。
「二人目のサイマスターが誕生したときと、状況が酷似している。
そうなれば、本来の目的から外れるのではないのか」
「新たにサイマスターが誕生すること以外に、本来の目的があるのかい?」
「君だってわかっているだろう。
そのようなことが続いたらどんなことが起こるのかを?」
スーツ姿の男は、いらついたような口調でグルーに追求する。
「無論知っている。
その時が来るのが近いということも」
「君は運命に従うというのかい?」
「そうだ、私ははじめから目的のために生きている。
役目が終われば、それで死んでもかまわない」
二人の間には、沈黙の時が流れた。
沈黙を破ったのは、スーツ姿の男だった。
「ならば、俺が止めてみせる。
サイキックシティの全てを使っても」
「そうだな。
がんばるといい」
スーツ姿の男は、グレーの前を立ち去った。
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