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【ネタ】アホの子ルイズちゃん
第十一話
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対策も考えておると書いておった。その正否に関わらず、婚姻は行われることだけは確かじゃろうし、詔は真面目に考えておきなさい」

「はーい」

取り敢えず、どんな事を書けば喜ぶか当事者に聞くことにしよう。
そういうのは秘密にすべき?知るか莫迦!そんなことより楽がしたい!
本物か偽物かなんてどうでもよかったけど、中身が書いていればそれをなぞるだけでいいという点ではこれは駄目だね。

「これからトリステインは転換期を迎えることになるが、良い方向に事が運べばいいがのう」

「そこら辺はなるようにしかなりませんよ。私も微力ながら協力するつもりですが、結果なんてリアルタイムでしか判断しようがありませんし、流れに身を任せて深く考えないのがベストですよ。それに―――」

「それに?」

「アンは、私の母を頼ると宣言するくらいには、ウェールズと結婚したいという気持ちが強いんですよ」

「烈風のカリン、か。ほっほ、それはまぁ―――」

「ご愁傷様、って感じね」

まぁ、何が言いたいかというと、勝ち確入りました、と。
あの人は最強であるが故に戦では前線に出して貰えない類の人種だから、こういう公認ヒャッハーな状況を見逃すはずがない。
一応は王族の命令ということもあり、逆らえない立場ではあるんだけど、あそこまでヤバイと逆にお願いする立場になるっていうね。
もう、全部母様一人でいいんじゃないかな。
私が主人公である意味あるのかな。
取り敢えず言えることは、その日が来るまで母様のフラストレーションが持つか、そして家族がそのしわ寄せを受けて果たして生きていられるのかが一番心配。
これも必要な犠牲と思って、諦めてもらうしかない。

「じゃ、これで失礼します」

「くれぐれもふざけんようにな」

それは承諾しかねる。

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