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【ネタ】アホの子ルイズちゃん
第十一話
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アンの想いを否定する権利はない。当事者とはいえ、その事実だけは誰にも否定されるべきものではないのよ」

ルイズはおもむろにベッドから降り、ウェールズの眼前に迫る。
そしてそのまま、襟首を掴まれ強制的に立ち上がらせられる。

「結果を嘆く前に、結果をどう最善に活かすかを考えなさい。こっちだって身勝手なことをした以上やることはやらせてもらうつもりだし、あまり気負う必要はないわ。だから、アンタはアンタの理想のために生きなさい、以上」

「―――ま、待ってくれ!」

それだけ言い残し、くたびれた様子で部屋を出て行こうとするルイズを制止させる。

「別に大した用ではないんだが………ミス・ヴァリエール。君、なんか雰囲気が一貫しないのは何故だい?」

「別に深い理由はないわよ。ただ、真面目にならなきゃいけない時は真面目にやっているだけで、これでもとっととガス抜きしたいのよ。と言うわけで、明日からはいつもの私に戻るつもりだからよろしく」

そう言い残し、今度こそ部屋から出て行く。
一人取り残されたウェールズは、この右も左もわからない状況下でどう行動すべきかひたすら悩み続けることになるのだが、そこは別の話。




こんにちは、ルイズです。
任務も無事終了し、現在気が抜けた状態です。
ウェールズを一喝して格好良く部屋を出たはいいものの、ぶっちゃけやることがない。
暇を持て余していた私は、取り敢えず学院内をぶらぶらすることにした。

「あ、ミス・ヴァリエール。ちょうどいいところに」

ミス・ロングビルとかち合う。

「なんですか?」

「オールド・オスマンがお呼びです。何やら重要な話らしく、出来る限り早急に来るようにと」

「はい。わかりました」

伝えられた通り、さくさくと院長室を目指す。
重要なことかぁ。だいたいの予想はつくけど、確認しないことにはね。

「失礼します」

「よく来たのう、ミス・ヴァリエール]

そういいながらたばこを吹かすオールド・オスマン。
曲がりなりにも生徒の見本となるべき存在が、いいのかそれで。

「すまんのぅ。ミス・ロングビルの目が厳しくて、おちおち吸うこともままならんのじゃよ」

「私はいいですけど、ぶっちゃけロングビル先生が正しいですよ」

「カーッ!正しければ何を言っても許されるなんて思うことこそ間違いなのじゃ!そんなことをすれば誰しもの意思が尊重されない世界が出来てしまうわい!」

一見正論に聞こえるが、結局はたばこが吸いたいだけというね。

「まぁいいです。それで話とは?」

「あーそうじゃったのぅ。アンリエッタ姫から聞いたぞい。ウェールズ皇太子を学院内に招いた―――いや、拉致したようじゃな」

………あのお花畑、何外部に漏
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