十四話
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ら行くから」
「…………」
あーこれは、俺も行くって言うサインだ
「大丈夫だよ。危険があれば、すぐになのはさん達に念話で知らせるから」
「……わかった」
そう言って、奥の方に歩いて行った
「さて、ロンド」
≪はい。声が誰かは大体の予想が出来ました≫
だよね。微かだけど、聞き取れた声は特徴のある声だった
「あまり盗み聞きってのは趣味ではないけど……」
僕は声のする方に足を進めた……
ノーヴェside
夜も更けた頃、通信でお嬢に呼び出された。なんで呼び出されたかは知らねぇ
「何だよお嬢。こんな時間に……」
ロッジから結構離れた場所にお嬢はいた。誰かに聞かれちゃマズイ話か…?
「ゴメンね。ノーヴェでも、一応、話しておこうと思って」
そう言ったお嬢の顔色は何故か優れない
「お嬢。顔色が悪いけど、大丈夫か?」
「大丈夫。えっと、話しておきたいのはクロムの事なの」
クロムについて?何かあったか?
「あいつが何かしたか?」
「ううん、そうじゃないわ。ノーヴェはこの都市伝説知ってる?」
「都市伝説?」
ウェンディに色々と聞かされたから、そのくらいなら
「ミッド中央部17区にはDSAA公認の組織がいるって話なんだけどね」
あー、そう言えば結構前にウェンディから聞かされた事があったな……
「それがどうしたんだよ。あれはただの噂だろ?」
「それが、噂では収まらないみたい」
「どう言うことだよ」
お嬢の話しぶりからして嘘ではない。そう考えると、ホントに
「ミッド中央部17区。これはヴィヴィオ達が参加するインターミドルの地区ね。でも、その地区は不正を監視し、摘発する組織がいるって事よ」
「不正を監視?そう言えば、ウェンディに聞いたのは不正を行った場合、その組織の人間に試合で断罪されるって聞いたな」
コクンと頷くお嬢
「その通りね。過去のインターミドルで不正を働いた人のデータは全部、エミュレートを突き抜けてダメージを負わされてるわ。しかも、精神的にも傷を負うらしく、その試合からはインターミドルには出てきてないわ」
そう言うとお嬢の顔がまた少し青くなる。まぁ確かに不正をしてない奴でも、そんな都市伝説があって、実際に被害者がいれば怖くなるよな
「それで?その話とクロムに何の関係があるんだ?」
「そこなんだけど、どうやらクロムはその組織に加わってる可能性があるのよね」
お嬢の言葉を一瞬疑った。クロムがそんな組織に加担してる?
「昔、その事について無限書庫や色々なデータベースを使って調べたのよ。そしたら、その組織が過去に囲っていた選手の名簿らしき物を見つけたのよ」
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