十四話
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しないでおこうか
僕とエリオが手伝った夜ご飯は好評で、色々と聞かれたりした。主になのはさんやフェイトさんだけど……
夜ご飯が終わり、片づけは女性陣が受け持ってくれると言うことなので、僕、アス、エリオはお風呂へ
「広いな……」
「うん。とても三人では回れないほどに」
「ルーはまた大きくしたんだね」
またって事は前はもう少し小規模だったって事なんだ
「ふぅ。いいお湯だね」
「親父くさいぞ…。クロム」
気苦労が絶えない身としては染みるわけだよ。これが……
「それにしても、クロムもアスも随分傷が多いね」
エリオが僕達の体を見て、そう言う
「まぁね。昔からの特訓の怪我とかが傷として残ってるって感じかな」
「基本的にはクロムにつけられた傷ばかり……」
それは僕もだよ。アスと特訓してる時ぐらいだよ。怪我が絶えないの…
「でも、それを言うならエリオだって結構あるよね。やっぱり六課時代のが多いの?」
「そうだね。なのはさんの訓練とか、あとは実戦とかでね」
身体の出来方は全員、似たり寄ったりだが、傷の数はやはりエリオが一番だ
「でも、クロムのその、左腕の肩から二の腕にかけてと右のわき腹の大きな傷。抉られた怪我の傷にも見えるんだけど…」
「あー…これは……。ゴメン、流石に見なかった事にして」
エリオが見つけた僕の
これは流石に言えないかな。手を合わせてエリオに頼む
「うん。わかった。無理に聞くのも野暮だしね…。あ、そう言えば、明日の陸戦試合。クロムは参加しないんだって?」
「ああ、うん。日程を見た時に最初になのはさんに断ったんだ。流石にまだ本調子で動けるわけではないから、チームで迷惑をかけちゃうしね」
ちなみにアスとミルテはちゃんと組み込んでもらうように言ってあるよ
「って事は、観戦に回るのか……?」
今まで黙っていたアスがやっと話した
「休憩の時の飲み物と間食は僕が担当する事になるかな」
「ミルテが大喜びだな……」
うん。それは目に見えてるよ
「そう言えば、さっきからこの温泉。ピリピリしない?」
「確かに……」
アスとエリオが首を傾げている
「あーそれは、少し微弱な電気を放出し続けてるからね。軽く電気風呂状態になってるはずだよ」
これって、結構筋肉が固まってる時にやるといいんだよねー
「お前な……」
怪訝そうな顔でこちらを見て来るアス
「まぁ確かに少し加減間違えば感電だね」
と言っても、僕とエリオは雷の変換資質持ちだし、そこまで影響はないと思うけど……
「随分と操作が上手いんだね」
「まぁ、血を吐く勢いで頑張ったからね。これぐらいはお茶の
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