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無限の赤龍帝
ライザーとの戦い
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、素直に下がってくれる母さん。だいぶ丸くなってるし、助かる。問答無用で外
の連中ごと虐殺とか無くて良かった良かった。それぐらい簡単とはいわないでも、やってのける実力は確実に有る。いや、簡単か。仮にも下級とはいえ魔王を一撃で殺すんだからな。外にいるサーゼクスだって、母さんにかかれば下級魔王にしかならないんだから。

「ああ、そうじゃ。私の息子として恥ずかしい戦いをしたら…………」

「しっ、したら…………」

「私とオーフィスで手とり足取り嬉しドキドキの大特訓大会じゃ♪」

凄い笑顔でそんな事を言って来る母さん。全身に鳥肌が立ってくる。

『…………楽し…………そう…………我…………やる…………』

「じゃろ! 場所はそうじゃの、箱庭で良いか。ギフトゲームにも参加させてみたいしの。うむ、牛魔王とかに喧嘩売らせるのも面白そうじゃの」

「死ぬからっ!!」

七大妖王の長とか絶対無理だし!!

「じゃあ、迦陸(かりょう)ちゃん辺りが良さそうじゃな」

鵬魔王(ほうまおう)も無理だろ…………いや、ギリでいけるか? 神器しだいで…………」

鵬魔王(ほうまおう)は七大妖王の第四席にして混天大聖とも呼ばれる存在だ。純血ではないが、護法十二天に匹敵する神鳥の金翅鳥だ。

「貴様ら、俺を無視するなぁあああああああぁっ!!!!!!!!」

「五月蝿いぞ、焼き鳥。まあ、貴様を倒せばいいだけだ。行くぞ、ドライグ」

『ああ』

殴りかかってくるライザーの炎の拳を赤龍帝の篭手で受け止める。

「オーフィス」

『…………嫌…………』

「なっ!? まさかの拒否だとっ!!」

くっ、特訓させられる方が良いというのか。

『おい、手伝ってやれ』

『…………嫌…………我…………修行の方が…………良い…………ドライグも…………手伝っちゃ…………駄目…………』

その瞬間、赤龍帝の篭手が解除された。

「おいっ!?」

『すまん、相棒。支配権を奪われた』

「はっ、どうやら神器に見放されたようじゃないか!! おらぁっ!!」

「ぐっ!!」

片手で殴り飛ばされる。むろん、ガードしたが。手が少し熱い。

「まさかの神器の反乱とは驚いたが、やってやろうじゃねえか、焼き鳥野郎」

「貴様ら、どこまで私を愚弄するかっ!!」

「はっ、焼き鳥に焼き鳥と言って何が悪い。あっ、お前の妹はうちの本陣で預かってるぞ」

「なんだとっ!!」

あっちの映像も見せてやる。

「きっ、貴様っ!! 人の妹に何してやがるっ!!」

「え?」

俺も鏡を見ると…………そこには裸にされて亀甲縛りされたレイヴェルの姿が床に有って、人間化した白音とユーリが羽でこちょこちょとしていた。
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