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なりたくないけどチートな勇者
6*イヌミミとの戦い
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イまで立っている。

「お、姫様がきたみたい、じゃあ始めようか。」

ヤダ、始めない。
ゼノア?、ヤッホー。

「…どうしたの?」

おっつ、現実から脱走してた。
つかゼノア、律義にかえさんでいいから。
そして隣の愚な姫よ、貴様に手を振った訳ではない。
本命よりマジになって返すな、はしたない。

おぃ!何姫様に対抗心持ってるんだゼノア!
貴様は馬鹿か!?

「…ゼノアって、いつもあんなんなんですか?」

「ゼノア隊長?うん結構あんなかんじ。強いけど、中身は結構…
というか、初めてていいかな?」

…ごまかし切れんかったか。

「じゃあ互いに、誓いを。」

誓い?

「私、ミミリィ・エクスプルは持てる全てを尽くし、この者と戦う事をここに誓う。」

あ、そゆうのね。
事前に教えとけよこのやろー。

「じ、自分、長谷川 鳴海は持てる全てを尽くし、この者と戦う事をここにちゃかう。」

…噛んだ。

副隊長、めっちゃこらえとる。
つか姫やゼノア含め観客よ、笑うなら笑え、その我慢してるビミョーな笑いが余計にきつい。

「…リム、開始の合図。」

ミミリィ隊長はいたって真面目。
対してリム副隊長

「は、はじっ、くふっ!」

だれより面白そうだ。
つか審判使い物にならんから中止でいくね?

およ、ゼノアが観客席乗り越えてきた。

「リム、姫からの命令だ、代われ。」

「ご、ごめっ、っぷ!」

どんだけつぼってんねん、ワレ。

「…では、試合開始!」

リム副隊長が退場して、すぐにゼノアが開始の合図をした。

さて、ちゃっちゃと降参して終わらしましょ
て、うぉっ!

「ぼーっとしてると、首とぶよ?」
怖っ!

つか装備に問題ありだろ!
何たって
自分
・詰め襟

ミミリィ
・鎧
・両刃の剣と腰にレイピア

ねぇ、せめて武器かしてよ。

なんて考えてる間に、またも迫るミミリィ。

右肩に一撃

うぉっ!

ぎりぎりかわす。

無理、武器無しはきつい、せめてたてうっぁ!

腹部への横へ薙ぎ払うような一撃が掠る。
少し服がきれた。

…プチッ

自分のなかのなにかがキレた、っか吹っ切れた。

てなわけで

…武器がないなら造るまで!(ヤケクソ)

パァン!
バチバチッ!

ヤケクソになった自分は床を素材に武器を作り出(錬成)した。
両手パンして。

で、出来たのが。

ジャキン!!

妖刀・正宗
そう、セ○ィロス様の愛刀である。
身の丈の二倍近くある日本刀である。

…どした。
おい、ミミリィ隊長もギャラリーも、何目を真ん丸くしてんだ。


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