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なりたくないけどチートな勇者
6*イヌミミとの戦い
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ます。
でも最後に言わせて貰いますと、彼は超一流の魔法使いであります。
彼を倒せる者は非常に少なく、味方にいると大変頼もしい存在かと。」

だから副隊長褒めすぎ。
つか自分としては認められないままのがいいんですが。

しかし、ぜってーわざとだな。
ミミリィ隊長、物凄い早さでしょんぼりしてるし。
副隊長は全力でニヤニヤしてるし。
たぶん、原因は敬語と…

「…うぅ、そ、そうだな。
実際に君の魔術用事があってみてないし、なにより姫様のご命令でゼノア隊長の推薦だからな。
…よし、じゃあ一回私と試合をして、それから決めよう。
………………絶対勝ってリムに私を認めさせる。」

リム副隊長の煽りですね。
つか隊長、小声でも丸聞こえです。

そして副隊長、いつか刺されますよ?
つか刺されろ。



…とゆうか、これ死亡フラグでね?


*********⌒☆

ただいま、中庭にきております。
中庭には、250メートル四方くらいの石が敷いてあるでかいステージみたいなところがあり、まわりには野球場の観客席みたいに階段状の席があるのです。

もはや闘技場、コロシアムよコロシアム。当て字にすると、殺死阿武。

つかなんでこんな観客いんのさ、ざっと200はいるぞ。
これ決まったとき、三人しかいなかったよね。

「…なんでこんなにいるの?」

お、ミミリィ隊長も同じ疑問をお持ちで。
つか、とっとと降参して“自分、近衛隊に向いてませんアピール”をして、さっさと自由をつかみたい自分にとっては降参の恥ずかしさが何倍にもなるんだが。


「あ、僕があつめました。
というか、ミミリィ隊長が出ると言ったら若手が勝手に寄ってきました。」

おまえかあぁぁぁぁ!!!

「ちなみに、ナルミ君が出るって言ったらエリザ様もくるっていってました。」

「「!!!??」」

おい!
姫様の前っておまっ!
めっちゃ降参しづらいやん!

「っちょ、待って下さいリム副隊長!!
いきなり姫様の前だなんて!」

「だぁ?いじょうぶ、審判僕だから。
問題ないよ。」

なお問題じゃい!!
あなたが審判ならどうなるか想像できません!

ほら、ミミリィ隊長もなんか言って!

「………姫様の前で勝ったら、こいつも私のこと…」

ミミリィ隊長、乙女全開。

…どう収拾つけようか。

と、ざわめいていた観客を静める鶴の一声がその場に響いた。

「静まれ!!」

静めるな!
自分は沈黙が嫌いなのだ!特にこの世界のは!
そしてこの試合辞退させてください!

と、そんなことがあのじゃじゃ馬に伝わる訳もなく、奴は1番高いとこの豪華な席に腰を下ろした。
隣にはゼノアとゾーンのジジ
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