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なりたくないけどチートな勇者
6*イヌミミとの戦い
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タクトのあれは別人だったのかね。

「あ、そうだナルミ。
忘れてたが、もう君は近衛隊にはいっているから、一回隊員に挨拶に行ってみたらどうだ。」

近衛隊、ね。
やだけど、拒否権ないんだよな…

「…ハァ。
じゃあ、行ってみるか。」

ため息と共にベッドから下りる。

「ゼノア、その隊員のいるとこに案内してくれ。
そして近衛隊の基礎知識をくれ。」

「あぁ、ではいこうか。」

ゼノアも立ち上がり、説明を聞きながら目的地へと向かう。

なんでも、近衛隊とは自分含め7人しかいない小数精鋭の部隊で、エリザ姫を全力で守り、世話をするのが仕事だとか。

…世話ってのが気になるが。

そんな事を話していたらいつのまにか目的地についた。
そこでゼノアは用事があると、どこかに消えていったので、自分一人で挨拶することになったのだった。


*********÷☆

回想おわり。
これがここまできた経緯です。

ちなみに何故隊長と副隊長だけかと言うと、ゼノアが挨拶のためにと手を回してくれたそうな。
他は仕事中とさ。

てなわけで、コンタクトタ?イム。

「はじめまして、自分は長谷川 鳴海といいます。
よろしくお願いします。」

スッと手を出し握手を求める。
舌チロな兄さんに。

「こちらこそ、僕はリムロ・スザルス、第三王女の近衛隊副隊長を勤めています。
気軽にリムと呼んで下さい。
ちなみにラミア(蛇族)です。」

微笑みながら応じてくれた。
手はひんやりしていて少しびっくりしたが、好青年ではないか。

つかラミアって下半身が蛇な印象がつよいな。
ファイ○ルファンタジーのやり過ぎか?

一通りリム副隊長と挨拶を終らせて、隊長の方に向かい、

「よろしくお願いします。」

同じように握手を求めた。

ペチッ

叩かれた、予想は出来たけど。

「私の名前はミミリィ・エクスプル、近衛隊隊長をしている。
ちなみに君を近衛隊の一員と認めるつもりはない。」

やっぱり、ね。

「ミミリィ、姫様のご命令だよ。
それに彼の魔法はそこらへんの魔術師より遥かに強力だし、入れて損はないと思うけどなぁ。」

リム副隊長、それは褒めすぎでね?
そもそも魔法でないし。
自分の力でねぇし。

「…リム、敬語。私隊長なんだから。
公私混合しない。」

「はいはい。
で、どうしましょうか、ミミリィ隊長。」

「…あぅ。」

…ミミリィ隊長、自分で敬語使えゆっといて使われたらしょんぼりすんのはちょっと。
つかリム副隊長、そのニヤニヤはわかっててやってるな。

「とりあえず、僕は自分の意見を言わせて貰いました。
最終的な判断は隊長に一任いたし
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