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ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
ラグー・ラビット
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!!」

こうして俺たちは店を後にした。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

「で、料理はいいけど、どこでするつもりなのよ?」

「うっ・・・」

アスナの言葉に詰まったキリトにシオンは呆れた声と視線で、

「おいおい、キリト・・・」

「し、しょうがないだろ!」

「どうせ君の部屋にはろくな道具もないんでしょ?今回だけ、食材に免じてわたしの部屋を提供してあげなくもないけど」

「いいのかよ?」

「いいわよ。別になにかやましいことしないでしょ?」

「あはは。まぁそうだわな」

アスナは振り返ると後ろの護衛のギルドメンバーに声をかけた。

「今日はもういいわ。お疲れ様」

「アスナ様!こんな素性の知れぬ奴らを家に招くなど」

すると、アスナはため息をついた。見てわかるほどのうんざりした顔だ。

「この人たちは、素性はともかく腕は確かだわ。だぶんあなたより十はレベルが上よ、クラディール」

「な、何!こんな奴らに私が劣るなどと」

しかしクラディールはすぐに気がついた。そしてさらにすごい剣幕で言った。

「そうか、貴様ら“ビーター"の・・・」

「ああ、そうだ」

「まあな」

キリトとシオンは無表情で肯定した。

「アスナ様、こいつら自分さえ良きゃいい連中ですよ!こんな奴らと関わるとろくなことがない!」

するとアスナも堪忍袋の尾が切れたのか、少し怖いかおで

「とにかく今日は帰りなさい。副団長として命令します」

それだけ言うとアスナはキリトのことをつかんで、そのまま引き摺りながら歩いていく。

「お、おいおい、いいのか?」

「いいんです!」

「ちょっ!おい待てよ!」

シオンもそのあとを追っていきちらりと後ろを見ると、いまだにこちらを睨むクラディールの姿がそこにあった。






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