暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
ラグー・ラビット
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
はそれなりのようなのか?」

「もうすぐ、次のボス攻略だから生きてるか確認しに来てあげたんじゃない」

「フレンドリストに登録してるんだから問題にだろ?」

「ああ、いちいち来るなんて律儀だよな〜」

「生きてれば良いのよ。で、シェフがどうこうって何よ?」

「ああ、そうだった。お前今、料理スキルどのくらい?」

するとアスナはいかにも得意げな顔をして、

「ふふん♪先週に完全習得(コンプリート)したわ」

「なに!?」

「おお」

二人はそれぞれ驚きの声をあげる。キリトに至っては心底驚いている。

「シオン君はそこまで驚いてないように見えるけど?」

「ん、そうか?まあ、お前ならそんくらいあげるだろうと思ってたからかな。少し前に食わせてもらったサンドイッチ、美味しかったし」

「ふーん」

「まあ、ちょうどいいや。キリト」

「ああ、その腕を見込んで頼みがある」

キリトはアスナに先ほどの“ラグー・ラビットの肉”を見せた。
予想通り、目を見開いて驚いた。

「うわっ!こ、これS級食材!?」

「取引だ。こいつを料理してくれたら一口食わせてやる」

するとアスナはキリトの胸ぐらを掴むと、顔数センチのところまで引き寄せた。

「は・ん・ぶ・ん!!」

ここまでやられてしまっては大半の人は断れないだろう。何せ彼女はSAOのなかでも指折りの美人さんである。そんな人にあんなことをされては断れない。
キリトも思わず頷いてしまい、アスナはやったと言って小さくガッツポーズをした。

「とゆうわけでエギル。見ての通り取引は失敗のようだな」

「ああ、みたいだな。それよりシオン、お前買い取りの依頼があるんじゃ?」

「おっと、そうだった。ほいこれ」

シオンはウィンドウから一本の剣を選んでエギルに渡した。エギルは剣を見て鑑定しているとシオンは、キリトに、

「そうだキリト。俺にも食わしてよその“ラグー・ラビットの肉"」

「構わないが」

「安心しろ。アスナみたいにはいかないが、並よりは上の自信がある。何か他のものを作ってやるよ」

そんな風に会話をしているとエギルの鑑定が終わったようだ。

「いいのかシオン。こんな良い武器売っちまって?」

「ああ、構わない。確かに良い武器だけどこれにはまだ敵わないかな」

そう言ってシオンは親指で背中にかけてある剣を指差した。
エギルは苦笑しながら「そうか」とだけ言ってお代を渡した。
するとエギルはシオンの耳元で、

「ところでシオン、あの肉一口だけでも・・・」

しかし、シオンは軽い笑みを浮かべウィンドウをしまいながら言った。

「感想はメールで送っとくよ♪」

「そ、そりゃあないだろ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ