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第二十三話 告白、想定外
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ていない人って、もう私かエリちゃんくらいだって、ずっと思ってた。それはきっと本当のことで、だから私はずっと安心してた。エリちゃん以外の人なら無理だけど、エリちゃんなら、和也君を取られても絶対嫉妬なんかしないって。絶対応援できるって。そう信じてた。」
りんかの和也を抱きしめる力はさらに強くなり、和也は少しだけ息苦しさを感じた。
けれど、きっとそんな息苦しさはりんかの感じた苦しさの何十分の一もない。
「でもね、無理だった。嫉妬しないなんてできなかったの。和也君がエリちゃんにキスした時、私は?私だけ除け者なの?ってそんな気持ちがいっぱいあふれてた。」
りんかの嗚咽はさらにひどいものに変化していく。
服にしみ込む涙が増え、和也の服をびしょびしょに濡らしていく。
「誠也君が大変な思いをしているのに!敵に囲まれていたのに!私はそんなことしか考えてなかった……。」
りんかの心の奥底からの叫びが辺り一帯に響き渡る。
和也からはりんかの表情をうかがい知ることはできないが、普段のりんかを思えばきっとその涙で頬が濡れ、悲しみで歪んでいることだろう。
「ごめんなさい………。こんな自分勝手な私だけど………。」
そこでりんかは一旦言葉を切って顔を挙げる。
視線と視線が交錯し、和也とりんかは抱き合ったまま、見つめあう格好になる。
りんかの表情はほとんど和也の予想したままのもので、ただ予想よりちょっとだけ涙の量が多かった。
「私は和也君が大好きです。」


「シュート!!」
展開された全ての魔力弾が一斉に鋼の巨人へと向かう。
けれども鋼の巨人はそれを見ても一切よけようとしない。
ただ泰然と構え、魔力弾が直撃するのを待っているように見える。
そして魔力弾は一つ一つ確実に直撃していく。
直撃したそばから魔力弾は爆発を引き起こし、全てが着弾する頃には魔力弾によって引き起こされた爆煙が巨人の巨躯を隠すほどになっていた。
普通の人ならば、ここで油断をするのだろう。
展開した魔力弾が全て命中したのだから、敵はもしかしたら倒れているかも。そう考えるのもある意味では当然である。
ただ、誠也は油断しない。
レイジングハートは構えたままで、相手が動くのを待つ。
『オオッ!!』
煙の中から、気合いを込めて巨躯が襲いかかってくる。
襲いかかる右腕、その速度は早く、常人なら回避することはままならないだろう。
しかし、誠也は冷静にその攻撃を見切って回避する。
回避した先は相手の右側面。そこに砲撃を叩きこむ。
機械王はわずかにぐらつくが、倒れるまでには至らない。
伸ばした右腕を振り抜き、反撃してくる。
「くっ!」
誠也もそれをすぐさま確認し、バックステップで大きく距離を取ってこれをかわす。
「アクセルシューター!!シュート!!」
『ソノ技ハ我ニハ効
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