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ドラゴンクエストV 勇者ではないアーベルの冒険
第71話 そして、真実へ?・・・
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ら、これを使ってください」
「ありが・・・」
俺は、感謝の言葉と共に本のタイトルを確認する。
「・・・。なぜ、お前がこの本を持っているのだ」
エッチな本だった。
タイトルは「妹のパンツは観賞用」と、書かれている。

勇者はすまして答える。
「母には、ゆうかんなおとこのこのように育てられましたから」
「・・・」
確かに、勇敢かもしれないが、絶対意味が違うはずだ。

そこまでするか、勇者よ。
いや、勇者の母親よ。
勇者の申し出はありがたいが、トシキの依頼はあくまで神竜から受け取ることだった。
それに、勇者から「エッチな本」をもらったことを、誰かに知られたらどうなるか。

「・・・。ひどいです」
「・・・。最低」
どうやら遅かったようだ。


「そろそろ、願い事を決めてくれないか」
神竜の声が、空しく響き渡った。
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