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SAO編−白百合の刃−
SAO35-攻略組の集まり
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、アスナもやってきた。
 あと一人は……。

「やっほー、遊びに来たわよ」

 無駄に元気よく、笑顔で挨拶をする、センリさんだった。
 …………。
 ……。
 ……訂正。誰でも来ていいわけじゃない。一部の人は来てほしくない。
 そしてその一人が訪れて来てしまった。

「ドウセツちゃん、センリちゃん来ちゃったわね」
「そんな人はここにはいない」
「現実逃避してもすぐ覚めちゃうわよ」

 マリリーの言う通りだけど今だけは夢を見させて欲しかった。
 正直、センリさんのことは嫌いではないが苦手である。だからあんまり来てほしくないと言うか、あんまり話かけてきてほしくない。ぶっちゃけ帰りたい。

「あれれ〜? ドウセツ? こんなところにいるなんて珍しいね」

 思っている矢先にこれか……頭が痛くなる。そのわざと煽るような高い声はなんなのかしら。

「……知っていたのではないんですか?」
「なにを?」
「ここに私がいること……そうよね?」
「いい読みだね。でも残念、ドウセツがいることは本当に知らなかったわよ」

 そのわりには、もうすでに知っていたような余裕のある態度、特に私を見つけた時の驚くこともなく気楽に声をかけているあたり、それが本当なのか怪しく見えてしまう。この判断は過剰ではないと思っている。

「それにしても、ドウセツがギルドハウスに遊びにくるなんてね〜。あれもこれもキリカちゃんのおかげかしらね。お姉さん嬉しいわ」
「別に関係ないわよ」
「じゃあ、キリカちゃんだけにデレたのではなくて、他のみんなにもデレ始めたのね。うんうん、お姉さん嬉しい」
「デレなんてありません」
「そんなこと言っちゃって〜。フラワーガーデンで、キリカちゃんから」

 センリさんが戯言を発言する前に、予備のカタナで斬りつける。しかし、センリさんは素早く腰にある短剣で防がれてしまった。

「ど、ドウセツさん!?」
「こ、ここここここ、ここっ!?」

 シリカは驚き、イチは噛みまくるレベルを超えて何を言っているのかわからない。

「危ないじゃない? みんなが見ているわよ?」
「大丈夫です。ここに侵入してきた、センリというイレギュラーなモンスターを斬ろうとしているですから、何も問題はありません」

 カタナに力を入れる。ギルドハウスでは直接ダメージが受けないし、斬ることもできない。相手に衝撃を与えるだけだが、それでも私は力を入れる。
 黙っていてほしいだけなのに、センリさんは弄ぶように短剣で防がれてしまう。

「もう、ドウセツのツンツン攻撃は、キリカちゃんが一番効果抜群なんだから、ね?」
「意味がわかりません。とりあえず今ここで死んでください」
「わかったわよ。もうからかわないって」

 そう言っ
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