暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンラインーツインズー
SAO編−白百合の刃−
SAO35-攻略組の集まり
[7/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たい放題ね。忠告という名の警告を入れる必要があったわね。

「私は好きにしろとは言ったけど、私のことで語っていいとは言ってない」
「似たようなもんだろ。細かいこと気にするな」
「これだから、無神経バカは困るわ。それくらいの区別と配慮ができないの? あ、できないんだったわね。ごめんなさい」
「あぁ!?」
「怒るなよ、エックス。本当のことだから」
「そうだよ、エックスちゃん。貴女はバカなんだから仕方がないよ」
「バカバカバカ。うるせぇよ!!」

 他の二人がエックスをバカって言ってくれるおかげで、話は逸らされた。これ以上、私のことで話をすることはないだろうと願いたいものだ。

「しかしドウセツが来るんだったら、リュウギやユキチ達も迷宮攻略せず、休めばよかったのになー」
「別にいいわよ。大人数は困る」

 どうせ大半以上は私のことを良く思わないだろうし、少なくても良くは思わないだろう。これ以上、人が増えても困るのはみんなだけ。

「うちのギルドって全員合わせて十五人だけどよ。少くねぇほうだよな?」
「血聖騎士団とか聖竜連合と比べると少ないけど、もっと少ないところもいるわ。風林火山とか、酒池肉林とか十人も満たないわ」

 ふと私は、エックスとマリリーのギルド人数の話に割り込んだ。

「……多くはしないの?」
「う〜ん、増やそうとは思ってはいないわね。元々は今まで戦ってきたソロプレイヤーの集まりで結成したギルドだもの。ソロと比べて仲間意識は強く感じるようになったけど、誰かを入れて強化しようとは強く思ってないわ」
「向こうから入りたい人がいたらどうするの?」
「うちのギルドは基本的に来る者は拒むつもりはないわ。まぁ、あたしとしてはイケメン大歓迎だけどね」
「タカサみたいな嫁自慢するのは来てほしくないけどな」
「そうね。中身も外見のイケメンがほしいところね」
「お前ら、俺達に配慮とかねぇのか!?」
「「ねぇ」」
「ちくしょーっ! もうこうなったら、俺の嫁の手伝いでもしているぜ。ざまぁみろ!」

 どう聞いたところで、タカサの発言は負け犬の遠吠えにしか聞こえず、逃亡するようにキッチンへ向かっていった。さっきアユミの邪魔はしないって言ったのに、おかしな人ね。

「彼は料理スキルとかあるの?」」
「ねぇよ」
「アユミちゃんが料理スキル取っているから必要ないのよ」

 じゃあ、あの男何しに逃げたの? バカなの?

「というか、そろそろ作り終わると思うから、タカサちゃんが手伝うことないかもしれないわね〜」
「ざまぁねぇな、あいつ」
 
 マリリーが言った通りにイチとアユミは料理を作り終えていた。逃亡したタカサというと料理を運んでいた。
 料理はパスタの代表的な料理のナポリタンと、トマトと玉ねぎを
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ