第8章 そして、伝説へ・・・
第61話 そして、現地へ・・・
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ついてきた。
セレンは、涙を流し、あえぐように話し出した。
「タンタルさんが、タンタルさんが・・・」
「落ち着いて、セレン」
「何があった?」
テルルが膝をついたセレンの肩を抱きかかえ、俺がセレンに状況説明を求めた。
「タンタルさんは、私を飛ばしてすぐに、魔法の玉で爆発しました」
それだけ話すと、セレンは嗚咽を続けた。
俺達は、状況を確認するため、明日再びラダドームからゾーマ城を目指すことにした。
ゾーマ出現の可能性は低いとはいえ、出現したら、全滅が確定する。
そのため、事前に準備を行うことにした。
ソフィアから、新しい「賢者の石のようなもの」を入手した。
俺とテルルは、塔の中にいた。
マイラの村で妖精の笛を入手してから、北西にあるルビスの塔に侵入を果たした。
ようせいの笛を入手する際に、事件に巻き込まれたが、無事解決した。
あの事件は、あまりにも後味が悪かった。
同時に、俺達の冒険とは関係ない話なので、詳細は割愛する。
ただこれだけは断言する。
「嫌な、事件だった」
ルビスの塔に行くために本来は船が必要なのだが、時間がかかるため俺の「ドラゴラム」飛行形態で塔に侵入することにした。
ちょうど、塔の北側の2階の壁が無い部分があったので、そこから侵入した。
ちなみに、俺とテルルの2人で侵入しているため、竜も小型化にして、消費MPも節約している。
ちなみにセレンは、アリアハンの自宅で休んでいる。
俺達を手伝うといっていたが、精神的に心配して強制的に1日休ませた。
無理に1人でゾーマ城に行く危険性があるが、俺が竜に変身しないかぎり、ゾーマ城にいけないので、問題ない。
どこかの勇者のように、泳いで行くことも無いだろう。
水着も持っていないし。
2人での侵入は危険が伴うことと、俺の残りのMPがこころもとないため、「聖水」の使用と「しのびあし」との併用で、モンスターを回避しながら、ルビスの封印された場所まで到達する。
精霊ルビスは、石像のようになっていた。
「さあ、吹くわよ」
テルルが、妖精の笛を吹いた。
事件解決の影響で、俺ではなくテルルが吹くことになった。
そのことは、不満はない。
だが、あの事件は後味の悪い事件だった。
テルルが笛を吹き終わると、封印されたルビスに光が集まりだし、やがて内部からルビスを封印してた表層部分が砕け散り、ルビスの体に生気がみなぎっている。
「まるで、夢のよう」
精霊ルビスは喜びの声をあげる。
「よくぞふういんをといてくれました」
途中に嫌な事件がありましたが。
「私は精霊ルビス、このアレフガルドの大地を作ったものです」
ルビスの自己紹介に頷く。
したり顔をするわけにはいけない。
「お礼に聖なるまもりをさしあ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ