第57話 そして、最終確認へ・・・
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纏った少女。
俺の願いに答える形で、商人から盗賊へ職業を変え、素早い動きを阻害するからと、美しい長髪をためらうことなく犠牲にした。
力、素早さ、体力ともに、高いレベルで維持しているのは、日頃の努力のたまものだ。
獲物をねらう眼光は大魔王相手でも、臆することなく輝いている。
最後に、竜の魂が込められた衣をまといし、青い髪の乙女。
苦難の旅を、愚痴一つこぼさず、ついてきてくれた。
やさしい言葉で、どれだけ仲間達の傷を癒してくれただろうか。
回復のスペシャリストとして、これまで、死者を出さなかったのは、彼女の冷静な判断力だった。
決して、俺ひとりではここまで来ることはできなかった。
そして、全てが終わったら3人に、本当のことを話そう。
たとえ、何を言われても構わない。
それが、みんなをここまでつれてきた俺の責任であるから。
だが、まだ終わってはいない。
そう、魔王ゾーマを倒してからが、終わりの始まりなのだ。
「何か、忘れてないか」
頭の中から声が聞こえる。
大丈夫だ。
俺達なら大魔王ゾーマを倒すことが出来る。
「問題ない、始めよう」
俺は頷いて、大魔王ゾーマ討伐作戦を開始した。
「ドラゴラム」
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