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ドラゴンクエストV 勇者ではないアーベルの冒険
第39話 そして、タンタル視点での話へ・・・
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うございます。
これからもがんばります。

ああ、すいません。
話が飛びましたね。
アーベルさんからの新しい指示は、二つありました。
一つめは、パーティの先頭にたつこと
二つめは、戦闘中は魔法を使用しないこと
でした。

一つめの理由は、俺にも理解できました。
レベルが上がり、防御力も最大HPも高くなりましたので、パーティの壁役を任せても問題ないと判断したのだと思います。

二つめの理由については、俺には理解できませんでした。
黙ったまま、従うことも考えましたが、思い切ってアーベルさんに質問をしました。

アーベルさんは微笑みながら質問に答えてくれました。
そういえば、アーベルさんは17歳でしたね。
俺なんか、もうすぐ30になりますが、俺なんかよりしっかりしていて、時々俺よりも年上ではないかと思ったりします。
最初にロマリアで出会ったときは、既に結婚して子どももいると思っていましたよ。

いえいえ、冗談ですよ冗談。
テルルさんと結婚しているなんて、全く思っていませんから。
本当です、本当です。
だから、ザキは勘弁してください。
え、冗談ですか。
そうですよね、レベル20で転職した私だって覚えていませんから。

セレンさん。
え、どうして、そんな悲しい顔をするのですか。
は、はい、俺もルカナンはレベル19で覚えましたから、安心してくださいよ。

話を戻しますね。
アーベルさんは、
「魔法と物理攻撃の併用は、パーティの連携がしっかりしてからの方が良いですから」
と答えてくれました。
もう少し説明して欲しいと、アーベルさんにお願いしたら
「失礼しました、タンタルさん。もともとの職業は戦士でしたね」
と、きまりが悪い表情をしていました。
まあ、アーベルさんのほうが、10歳以上若いときづいたこともあったかもしれませんが。

大まかに説明しますと、攻撃魔法は物理攻撃より先に目標を設定するため、先に物理攻撃でモンスターを倒すと、攻撃相手のいないところに無駄打ちしてしまうということでした。
一緒に冒険されていたセレンさんでしたら、この話は、最初に・・・
え、教えてもらっていない。
そんなことは、な・・・

いえ、すいません。すいません。
そうです、きっと、回復役に専念して欲しかったのでしょう。
ま、間違いありません。
セレンさんの回復呪文は、本当に癒されますから。

結局、私のレベルは11まで上がりました。
ここまで安心して冒険をしたのは、はじめてです。
出来たら、最後まで冒険したいですね。

え、勇者と一緒に冒険ですか。
セレンさん達でしたら、魔王なんか逃げ出してしまうでしょう。
ああ、既に一度逃げ出したそうですね。
となると、俺は不要になりますね。


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