第39話 そして、タンタル視点での話へ・・・
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あることは、よくわかりましたから。
たしかに、先ほどイシスの女王と、すぐに面会できた理由もそれならば納得できます。
イシスの女王ですか、確かに美しいと思いますよ。
でも、セレンさんと比べたら、たいしたことはないですよ。
本当に、このパーティと一緒にいられることは、幸運以外のなにものでもありません。
あの、3姉妹の仕打ちですらですら、感謝でき・・・、いや、あれだけは許せません!
・・・ああ、すいません。
どうも、熱く語ってしまったようです。
どうしたのですか、セレンさん。
顔が赤いようですが、大丈夫ですか。
はい、わかりました。
続きを話しますね。
しかし、先ほどアーベルさんにお礼を言ったとき、
「大丈夫、明日になれば元手は帰ってくるから」
と言われたのはびっくりしました。
そんな、上手い儲け話があるのでしょうか。
ええ、そうです。
アーベルさんからは、
「タンタル。お前の働きにかかっている」
と言われました。
レベル1の俺に、そんな働きが出来るのでしょうか。
とても心配です。
すいません。
何か、変なことを言いましたか。
えっ、「私はそんなこと、一度も言われたことがない」ですか。
そんな、こんなにすてきな僧侶を頼らないなんておかしいですよ。
自分なら、自分で怪我をしてでも、セレンさんに回復をお願いしますよ。
・・・。いや、しませんけどね。
きっと、アーベルさんも口には出さなくても、心の中では思っているはずですよ。
ええ、心配いりませんよ、セレンさん。
ほかに、何を言われたかですか。
「安心していいよ。口を動かすだけの簡単なお仕事ですから」
と言われました。
え、セレンさん、どうしたのですか。
アーベルさんに問いつめるって、なんですか。
は、今夜はこれで終わりですか。
はい、ありがとうございました。
セレンさん、今夜もよろしくお願いします。
昨夜は、慌てて部屋を出られましたが、大丈夫でしたか?
勘違いで助かったですか。
まあ、問題なければいいのですが、顔色が非常に悪かったものですから、とても心配していました。
「今後アーベルさんから、変なことを言われたら話をして欲しい」ですか。
ええ、かまいませんよ。
もっとも、昨日の言葉通り、今日は口だけ動かせばよかったのですから。
どうしたのですか、そんなあきらめたような顔をして。
俺の何処が悪かったのでしょうか。
わかりました。
今日の事を、話しますね。
今日は、イシスの北にあるピラミッドに行きました。
昨日、イシスの女王と面会したのはこのためだったのですね。
たしかに、あそこは大昔のイシス王家の王様達が眠っているという、言い伝えがありますからね。
勝手に入って
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