第11話 そして、量産化へ・・・
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報告をしなかったの?」
セレンは俺に質問する。
「完成したと、王に報告したら、研究費はどうなるのかな?」
「そうか、後2年研究費をもらうことを考えていたわけね」
「そのとおり」
「じゃあ、どうしてあらかじめ王に研究費の増額や報奨金の支払いとかの話をしなかったの?」
「それは」
俺は、テルルの方を見ながら話を続ける。
「キセノンが商売を独占したいと言い出してね」
「言わせたのは、アーベルでしょ!」
「どういうこと、テルル?」
「「平和な世の中になったら、土木工事で魔法の玉が役にたつだろう」って、お父さんに吹き込んだのよ、アーベルは」
テルルは俺をにらみつけて言い放つ。
セレンは感心したようすで俺の方を向く。
俺は、気にしないふりをして2人に声をかける。
「おしゃべりはここまでだ。魔物たちがお出迎えだ」
そういって、魔物の群れにギラを放った。
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