暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンクエストV 勇者ではないアーベルの冒険
第1章 始まりの終わり
第1話 そして、転生へ・・・
[4/4]

[9] 最初 [2]次話
きないので省略するが、結果として、恋愛シミュレーションゲームとしては多くの発売数と評価の高さを誇った。
ちなみに、この論評を匿名掲示板に掲載したら、大学生水準の論評という微妙な評価を受けた。
それはさておき、

「お前もやたら詳しいなぁ、実は彼女が居るのじゃないの?」
「お前も昔、コアラの・・・、いてっ!」
俺は、友人の一人にスナック菓子の袋を投げつけ、話を止めさせた。
「言うな。これくらいネットで調べればいくらでも情報が入る」
「興味があるのか、やってみるか」
「3人まで彼女ができるし」
セーブデータの単位が、彼女ですか。
俺は正直、このゲームに興味があったが、俺には向かないと思っている。
何故なら、強く束縛されるのが嫌だからだ。
昔の彼女(ゲームではない)とも、それが理由で別れてしまった。
それはともかく、二人の好意を無視して、いつも以上に酒を飲み、ふらふらになりながら友人の家を出た。


「やばい、飲み過ぎたか」
俺は、友人宅を出てから駅に向かう途中、独り言をつぶやく。

家で普段酒を飲まないため、酒は強くない。
それでも、飲み会などでは、なるべく飲むようにしている。
職場や友人達も俺のことを知っているので、普段は無理をさせることはなかったが、今日は友人二人が彼女の相手に夢中だったことから、一人無視された俺は、あまり話もせず酒だけを飲みつつづけ、今の結果にいたる。

俺は生活用水が流れる川沿いをガードレールに守られて歩いていると、3メートルくらい先の向こう岸から、俺を呼ぶ声が聞こえた。
「大丈夫ですかー」
「ああ、だいじょう」
と、俺は返事をするため声のする方に向かったところ、ガードレールにぶつかる。
それだけなら良かったが、雪で足下が滑り、ガードレールの上を越え、そのまま川の中に。

「ぶ!」

普段は低い水位だが、溶け出した雪が水位を押し上げたことが災いし、俺は溺れた。
酔っていたこともあり、何も出来ず、次第に意識が薄れてゆく。

・・・見覚えのある顔を、みつめながら・・・
[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ