暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeT:
Te Ratio Ducat,Non Fortuna
Epic1-Aたとえ再び君たちに逢えるのだとしても〜Wheel of FortunE〜
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でも、グランフェリアは圧倒的だった。手加減されていても一切の魔法が当たらない。迎撃でも防御でもない。単純に避けられる。グランフェリアは、機動力がすごかった。
「さて。始めましょうか」
「お願いします・・・!」
「ま、これが最後ってんなら。一発くらいは殴っておきたいね」
「ふふ。掛かっていらっしゃい」
グランフェリアの手から琥珀色の光が生まれたと思ったら、晴れた時には2mくらいの黄金の槍が1本あった。魔導師たちの使う杖――デバイスとは違う、完全な武器。魔力を感じるから、ロストロギアに関係してるのかもしれない。
「バルディッシュ・・・サイズフォーム。アルフ、連携で行くよ」
「あいよ!」
2人して身構えて、グランフェリアへと突っ込んだ。
†††Sideフェイト⇒????†††
「ほい、これでトドメ!」
「ぎゃぁぁぁ!」
わたしが相手をしていた最後の敵魔導師をサクッと斬り伏せる。ご先祖さまから代々受け継いできた長刀型のアームドデバイス、“キルシュブリューテ”の峰側の刀身の付け根にあるコッキングカバーが、刀身に沿って上にスライド。装弾数5発の回転式シリンダーが姿を現す。使用した5発を排莢。腰のポシェットからカートリッジを取り出して装弾。
まったく。魔法を犯罪に使うなんて。魔法という力は、犯罪じゃなくて平和の為に使うものだ。そういった魔法を使った犯罪者――違法魔導師(だけとは限らないけど)を取り締まるのも大事な仕事な時空管理局。わたしの所属する部署は、次元の海を渡ってあらゆる管理・管理外世界の秩序を守る次元航行部隊。
「クロノー♪ そっち終わった〜?」
「ああ、もちろんだ」
同僚の男の子、クロノがやれやれと言った風に応えてくれた。わたしとクロノはアースラっていう次元航行艦に所属する魔導師だ。ま、わたしの場合は魔導師じゃなくて騎士って呼ぶのが普通だけどね。
「ご助力、ありがとうございましたっ。クロノ・ハラオウン執務官。イリス・フライハイト執務官補」
今わたし達の居る世界、第12管理世界フェティギアの地上部隊――またを陸士部隊の隊員たちに感謝された。本当なら今回の一件にわたし達アースラチームが参加する予定はなかったけど、結構ランクの高い違法魔導師たちが徒党を組んで犯罪を起こしたことで、たまたまフェティギアに訪れていたわたし達が助力を買って出た。
『クロノ、イリス』
「「リンディ艦長!」」
違法魔導師たちを車に乗せて連行する陸士部隊を見送って、わたしだけ騎士甲冑を管理局の制服に戻してからすぐ。アースラの艦長、リンディ・ハラオウンさんからモニター越しの通信が来た。ハラオウン性から判ると思うけど、リンディ艦長とクロノは実の親子。クロノは公私をきちんと分けて
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