暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜漆黒の剣聖〜
フェアリィ・ダンス編〜妖精郷の剣聖〜
第五十一話 下層の世界
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
持って観戦していた。ソレイユの強さは十分わかったので、まかせっきりにしているという訳である。普通のプレイヤーならここでそんな無茶ぶりをされたのなら抗議の声を上げるのだが、残念ながら、ソレイユは普通のプレイヤーではなかった。ちなみに蹴散らした数は今ので七体目である。

「ふぅー、こんなもんか・・・さてと、何が出るのやら」

辺り一帯に敵がいないことを確認したソレイユはアイテムウインドウを開き戦利品を確認する。

「おっ、ラッキー。“また”グリモワールがあった」

「「ちょっと待って!?」」

流石に聞き逃せない言葉を聞いた観戦者二人がソレイユの方へと詰め寄っていく。

「どうした?」

「いや、どうした?じゃねぇよ!!おかしいだろ!?何で七体倒して七体からグリモワールが出るんだよ!?」

「数値にして百パーセント、だな・・・」

物欲センサーも真っ青な数値である。ソレイユに初めてどうこうするレヴィアはこういったことに慣れていないようだが、ルシフェルの方はもう慣れたらしい。驚きではなく呆れに変わってきていた。

「どんなリアルラックをしてるんだ、お前は!?」

「年末ジャンボ宝くじで一等が当たるくらいだナー」

「はぁ!?」

どこぞの鼠口調で笑いながら言うソレイユにレヴィアだが、さすがにこれ以上騒がれて邪神ホイホイになられても困るので、ルシフェルはレヴィアを落ち着かせながらソレイユに向かって口を開いた。

「この辺の邪神は一掃されたし、今使ってみたらどうだ?」

「それもそうだな。んじゃ、遠慮なく」

そういってアイテムウインドウにあるグリモワールをオブジェクト化し使用するソレイユ。習得できた魔法は以下のとおりである。

複合魔法「燦々たる陽光の恵み」属性:火&光 割合5:5
複合魔法「幻影を生みし儚き夜」属性:闇&幻 割合5:5
複合魔法「吹き荒ぶ冷氷なる風」属性:風&水 割合5:5
強化魔法「暗き夜に住まう御魂」属性:闇&幻 割合5:5
複合魔法「永久に眠る氷結の棺」属性:風&水 割合5:5
複合魔法「闇夜に浮かびし夢幻」属性:闇&幻 割合5:5
強化魔法「悠久をもたらす雪風」属性:風&水 割合5:5

「「・・・・・・」」

もはや言葉が出ない二人。一番出やすい最上級魔法が一個も出ず、その六割が複合魔法、それも随分と偏った数値で出てきている。さらには最上級魔法を差し置いて稀にしかお目にかかれない強化魔法を習得したこともそれに拍車をかける。

「あー、火と光の強化魔法が欲しかったんだがなー・・・しょうがねぇ、もう少し邪神でも狩ってくるか」

「主旨が変わりすぎてるだろ!!当初の目的を忘れてんじゃねぇか!?」

「おっと、そうだったな・・・んじゃ、改めて中央大
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ