第二幕その五
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。彼はまた言った。
「わしは多くのものを見聞きしてきたがそんなことはまだ見たことがない」
「ないというのか」
「そうだ。だから信じられないな」
密かにアルベリッヒを挑発しているが必死に強気に出ている彼には気付かないことだった。
「そんなことはな」
「わしの言うことを信じないというのか?」
「若しだ」
またしても挑発を言葉の中に潜ませてきた。
「それが本当なら御前の力は永遠のものになるのだがな」
「わしは嘘はつかん」
アルベリッヒは挑発に乗ってしまった。彼も気付かないうちに。
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