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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第17話『時の砂時計』
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ティア『いいえ、こっちには見あたらないわ』
カズマ「こっちにも―――ん?」
目の前に何かこの場所には似つかわしく無いものが見えた。
そして、それを拾い上げる。
カズマ「もしかして……これか?」
どっからどう見ても砂時計にしか見えないがおそらくこれが目的の物だろう……多分。
ティア『どうしたの?カズマ。何か見つけたの?』
カズマ「ああ、目的の物……らしき物を発見した」
ティア『了解、今からそこに行くから待ってて』
カズマ「あいよ」
数分後スバルとティアほぼ同時に俺の所に到着した。
スバル「お待たせ〜」
カズマ「おう」
ティア「それで、ロストロギアは?」
カズマ「ああ、これだ……ほら」
ティアにポンッと投げ渡す。
ティア「ちょっ――ちょっと!?」
それを、驚きながらもギリギリでキャッチする。
さすがは、ティアだな。
カズマ「お、ナイスキャッチ」
ティア「落としたらどうすんのよっ!まったく…」
軽く文句を言いながら、ロストロギア(?)をくまなく見る。
ティア「どう見てもただの砂時計よね…これ」
カズマ「だろ?だから、これが本物のロストロギアかわからなくってなぁ」
再び、砂時計をティアから受け取る
スバル「ねぇねぇ、これ回したらどうなるんだろう」
スバルの一言で俺はこれを無性に回してみたくなってきた!
よし、試しにやってみるか!本物かどうか確認も出来るし。
ティア「ちょっと、止めときなさいよ!もし、本物のロストロギアだったらどうする気なのよ!」
回そうとするとティアが無理矢理俺の手から砂時計を奪い取ろうとする。
カズマ「や、やめろよ、ティア!?危な―――うわぁ!?」
ティア「へ?―――きゃあ!?」
俺はそのままバランスを崩しティアの下敷きになるような形で倒れる。それが、普通の地面なら良かったのだが俺の後ろは運悪く崖だ。しかも、結構高い。
俺は、ティアを片手で抱き寄せながらロストロギア確保するための手を伸ばす――そして、触れた瞬間強烈な光が放たれ俺達を包み込み俺の意識はそこで途絶えた。
sideティアナ・ランスター
スバル「ティアー!大丈夫!?」
ティア「なんだったのよ……あの光は…。大丈夫よ、心配しないで」
スバル「今からそっちに行くね」
ティア「ええ」
スバルの声であたしの意識を覚醒させスバルに安否を伝える。
光のせいで少し目がチカチカするけど見えないほどではない、見上げると自
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