第二幕その四
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だった。もっと言ってしまえば彼等は神であるが故に他の種族全てをそう見ている。もっともそれを客観的に見ている神はローゲだけだが。
そのヴォータンに対して。アルベリッヒはさらに言うのだった。
「気をつけることだ。御前達は全てわしの奴隷になるのだ」
「よくもそこまで言えるものだな」
「夜の軍勢が攻め寄せる、やがてはな」
これもまたアルベリッヒの野心なのだった。
「そしてニーベルングの宝が沈黙の深みから明るみに昇っていくのだ」
「それは夢に過ぎぬ」
ヴォータンはアルベリッヒの言葉をこう言って全否定した。
「今その夢を抱いて永遠に眠れ」
「まあヴォータン」
ローゲがタイミングよく出て来て槍を出そうとするヴォータンを止めた。
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