暁 〜小説投稿サイト〜
異世界からチートな常識人が来るそうですよ(タイトル詐欺)
第十三話 にしてまた題名に悩んでいる俺は………!
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る。

「考えてみよあの大量のナイフと剣は一体どこから持ち出しているというのか。無から発生させることなど人間にはできん」

「た、確かにそうだわ。ならどうやって」

あれだけの量を投げ続けられるというのか。十六夜がヤハハと笑いながらギフトについて推測する。

「殆どの武器があいつの作った物ならあり得るんじゃないか? 鍛冶もできるって言ってたし」

「だとしたら………、一体どれだけ作ったのかしら………」

なんとも言えない表情で呟く飛鳥。あれだけ遠慮無く投げていると言うことはまだ予備が大量にあるということだろう。

そして、完全に主役が代わってしまっていたために気づかなかったがギフトゲームはひっそりと終わりを告げた。




――――"アンダーウッド"大樹の樹の根・地下。

ギィン!! と証の投げた投擲剣は弾かれる。が、ジャックのカボチャ頭は所々が壊れ、手数では圧倒的に証の方が勝っている。しかし戦いは完全に拮抗してしまった。

理由の一つはジャックが不死であること、そしてもう一つが

『ゲームのクリアは登録されたギフトの保持者の手で行う事』というルールである。これがあるために証はジャックを破壊していいのか分からず、間合いを開けるに留めている。

「くそ、不死が面倒だな。気絶とかしてくれればいいのに」

「ヤホホ、そうするとアーシャには手に負えないでしょう。付き合ってもらいますよ」

「あれ、俺が足止めされている感じ?」

首を傾げた瞬間、ゲームは終了した。

『勝者、アーシャ・イグニファトゥス!!』

「あ」

ゲームの決着がついた瞬間、会場はガラス細工のように砕け散り、円状の舞台に戻ってきた。瞬間、


ガラガラガラ!


と、証の投げた無数の剣が落ちてきた。

「やべ……」

慌ててギフトカードに投擲剣を仕舞う。すると春日部耀が証に謝った。

「ゴメン、……結局勝てなかった」

「ん、気にしなくていいよ。けど今度は頼ってくれると有難い」

「けど、あなたの方が目立ってたよ?」

「それはマジでゴメンナサイ」

そんな話をしているとジャックが近づいてきて耀に話しかけたのでその場から離れる。

ふと、上を見上げ――――



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