暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第16話 新メンバーですよ?
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んて恐ろしいものを召喚したのですかこのお馬鹿様ァ!!!」

黒ウサギの絶叫が響いた

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「ねえ、修也」

「ん?」

修也が黒ウサギがウォースに襲われているのを見ている時、耀が話しかけた

「いつの間にあの子のと友達になってたの?」

「ああ、ウォースは前いた世界での俺の友達。耀が退院したら紹介しようと追ってたんだ」

前いた世界での友達。それを聞いた耀は心底驚いた
まさか自分が前にいた世界にあんな動物がいるとは想像も付かなかったからだ

「あの子には何か特徴みたいなのってあるの?」

「えーと…魔法が使えるな」

「魔法?」

「そ。魔法。あいつにくっ付いてると水中で息が出来るようになる。今度アイツとお話でもしてきたらどうだ? 生命の目録のパワーアップにも一役買ってくれるだろ。前々からアイツ、耀に会いたがってたし」

「そうなの?」

「おう、なんでも昔から耀の父さんと知り合いでその娘の耀に興味があるらしい」

「そうなんだ」

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「そ、それでは本日の大イベントが始まります! みなさん、箱庭の天幕に注目してください!」

ウォースから逃れ、全身びしょ濡れになっている黒ウサギが天幕を指差しながら言う
十六夜達を含めたコミュニティの全員が、天幕に注目する
その夜も満天の星空だった。
空に輝く星々に異変が起きたのは、注目を促してから数秒後だった。

一つ星が流れた。

それは次第に連続し、すぐに全員が流星群だと気が付いて、歓声を上げた。
黒ウサギは全員に聞かせるような口調で語る。

「この流星群を起こしたのは他でもありません。我々の新たな同士、異世界からの四人がこの流星群の切っ掛けを作ったのです」

「「「「え?」」」」

子供達の歓声の裏で、十六夜達は驚きの声を上げる。

「箱庭の世界は天動説のように、全てのルールが此処、箱庭の都市を中心に回っております。先日、同士が倒した“ペルセウス”のコミュニティは、敗北の為に“サウザンドアイズ”を追放されたのです。そして彼らは、あの星々からも旗を降ろすことになりました」

黒ウサギの説明に、十六夜達は完全に絶句した。

「なっ……まさか、あの星空から星座を無くすというの!?」

飛鳥の声と同じくして、一際大きな光が星空を満たす
やがて、そこにあったはずのペルセウス座が、流星群と共に跡形もなく消滅していた。

ここ数日で修也たちは様々な奇跡を目の当たりにしたが、今度の奇跡は規模が違う。

「今夜の流星群は“サウザンド
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ