第二部:紅魔郷
第十三章『紅霧発生』
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悪感がビシビシ来る。
その罪悪感に耐え切れなくなった零がルーミアに近寄り左腕をさしだし
「左腕ならいいよ」
「「「「ちょっと待てぇ―――――――――いぃっっ!!!」」」」
「え?なにが??」
零の突然の行動に一斉に止めに入るが、当の本人は然も当たり前の事をしていたのに注意された人と同じ反応をした。
「なにさらしと体の一部差し出しているのよ!!」
「古臭い事を言うが自分の体なんだから大事にしろ!!」
「これは流石に笑えない冗談だぜ!?」
「ならどうしろと!?」
突然ギャクギレし始めた。
「お前らは心が痛まないのかッ!?こんなにも可愛い幼い子がお腹をすかしているのだぞ!!それなのにお前らはなんとも思わないのかッッ!!??」
「それとこれとは話が別だろ!!」
「うなぁ――――――――ッ!!俺はどうしたらいいんだ!!助けてアキえもん(輝)!!」
「何故俺に頼る!?」
「だってさっきあの馬鹿(風)が駄々こねた時だってアキえもんが解決してくれたじゃないか!!」
「アキえもん言うな!!」
「どうにかしてくれ・・・・でないとガチで左腕をあげる」
目が本気だ。ここでどうにかしないと零は左腕をルーミアに上げ、主張できないほどのモザイクパラダイスになってしまう。
「・・・・・・・・・」
額に手を置き新たな危機的状況を打破する策を考える。
そしてすぐに思いついた。
俯いているルーミアに近寄り、しゃがんで目線を合わせる。
輝に気付いたルーミアは不思議そうな表情をして見ている。
「ルーミア、人間は無理だけど美味しいお菓子が在るけど食べる?」
「うん!食べる♪」
やや暗かった表情が一気に明るくなり、目をキラキラさせている。
紫からもらった飴袋から大きい飴玉を数個渡したら、ルーミアはさっそく一つを口に放り込んだ。
「おいし〜〜い」
「よかったよかった。お腹がすいたりしたら神社に食べに来てもいいぞ」
「いいの?」
「ただし、もう人間は食べないと約束できるならだけど。約束できる?」
「できる!!もう人間は食べない!!」
「んじゃ約束だ」
そしてルーミアと約束をして、また何個か飴玉を上げてルーミアは森へと帰っていった。
無事に零の問題を解決した輝は一同の待つ元へ帰還した。
「終わったぞ」
「ありがとうアキえもん♪そしてくたばれアキえもん☆」(鳳凰を振り下ろす)
「のわぁっ!!危ないわ!!」
「なんだかわからないけど☆無性に貴様を残滅したくて☆」
「最後に☆をつけりゃぁ可愛くおもっているのか!?!?」
「残☆滅」(輝に向かって振り回す)
「ぎゃぁぁああああああああああ!!!」
「漫才やってないで行くぞ」
遠くへ避難している風が助けようともせずに見ていた。
「ちょ!!助けて!!」(ギリ
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