第二部:紅魔郷
第十三章『紅霧発生』
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浮べた。
東方についてはまだキャラクターしか触れていない輝は紅魔館偏等の話には詳しくは知らない。知っていたとしても未来が変わるから下手に動くなと言った本人がそんな馬鹿な事はしない。
言動に困惑していたら突然天井から声が響いた。
『輝の旦那。只今戻りました』
霊夢達は声がする方を見たが気配がまるでしなかった。
輝はこれが当たり前かのように突然声がしたことに動揺せず朝食を食べていた。
「ご苦労様。で、今の状況は?」
『紅い霧は一帯に広がっており、尚も範囲を拡大しています』
「人里には?」
『まだ進行していませんが、今日中には来るかと』
「なるほど・・・・」
まだ来ていなかったがほって置いたら不味い。霊夢が「妖気が紛れている」と言っていた。普通の人間に悪影響が出ないとは限らない。それに、妖気を浴びた妖怪がいつ人里を襲うか分からない。
「発生場所は掴めた?」
『詳しくはまだ何とも。湖近辺から発生している事は確かです』
「そっか。ありごとう。もう還っていいよ」
『はっ』
一通り情報が集まった。これからこの情報を元にどう動くかが問題だ。
一人でそう考え込もうとしたが、みんなが視線をこっちに向けていることに気付いた。
「どうしたんですか?」
「どうしたもなにも・・・・・さっきの誰?」
「誰って、忍者ですけど」
「おお!やっぱりそうか!忍者ってのは人前に姿を現さないって本当だったんだな!!」
「おい輝!あの喋り方からして、あの猿飛 佐助か!?佐助なのか!?」
「主が配下の忍びのこと話す訳ないだろ?」
「おいおいおいぃぃ!!そりゃぁないだろ!?」
「お前の能力、何でも有りか?」
色々とどたばたしたが、なんやかんやで作戦会議と朝食が終わった。
朝食をすませたあと、各々異変解決への準備を済ませて鳥居の下に集まっていた。
輝たちの服装は幻想入りして来た外界の服、つまり私服。戦闘は避けらないと予想して動きやすい服装でこれになった。霊夢や魔理沙は見た目的には変わっていなかった。やはり、こういう事にはなれているからなのだろうか。
今朝の得た情報から湖付近からが霧が発生していることが分かり、やはりそこを重点的に捜索することになった。
「時間がないから私と魔理沙は飛ぶけど、あんた達どうするの」
「屍馬を出して全速力で行けば二十分以内には湖に着くからなんとか」
「俺は走るのか?」
「いや、俺がもう一匹出して乗っけてやるから」
「なら問題ないわね」
屍馬を二頭出し、零を乗せていざ異変を解決に出発を
「ちょっと待て」
「んだよ風ぇ?これからって時に」
「いやいやいや。だれもツッコミ入れないわけ?」
「ん?何にツッコムんだ?」
「俺だけが走ることについて
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