第十五章
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ったりと貼りついているに違いない。
「少し、霧が出てきたようだ。視界はわるいし、道もよくない。…あの青年、事故にでも遭わなければ、いいけどね。…君はタクシーを呼んで帰るといい。じゃ、ありがとう」
そう言って僕の肩を軽く叩くと、彼は悠々とその場を立ち去った。…嫌な汗が止まらなかった。
――私の車も、あの手前で足止めだよ。
その言葉が妙に引っかかって、僕は事故現場が見える駐輪場に戻り、横転しているバスの後ろに目を凝らした。
…停めてあった車が、今まさにUターンして発進するのが見えた。
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