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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-44 genuine or counterfeit
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、遠くから麗矢に向けて粒子砲を放つ。
避ける様子を見せない麗矢は、自分の前で二本の《スラッシャー=ジェノサイド》を交差させてそのまま突っ込んでいく。
そしてどこに避けたかと探している一夏のもとへ飛び出す。
「これでっ、終わりだ!!」
声を荒げて一夏に向けて一直線に向かっていく麗矢。
声に気付いた一夏は《雪片二型》を麗矢に向ける。
先ほどの衝突の再現になりそうだった。
だが、麗矢は同じことは二度しない。
いつの間にかチャージしていたのか、超電磁砲から紫電が迸る砲弾が出てくる。
それは《雪片二型》に当たり、弾き飛ばした。
交差させたまま一夏に向かう。
一秒もしないうちに肉薄した麗矢は、《スラッシャー=ジェノサイド》を振った。
その瞬間。
辺りを轟音と共に青い爆発が包んだ。そして、青白い閃光が視界を塞ぐ。
爆発の衝撃に二人は巻き込まれる。
爆発が止み、轟音が聞こえなくなり、閃光が消えた。
ようやく確認できるようになると、麗矢と一夏は地面に立っていた。
――――傷だらけになって。
「――――ぐっ。……もう限界か」
「……俺は、お前のおかげで強く、なれた。……でも、まだ、届かないんだな……」
「……あた、り……まえ、だ」
麗矢は一夏のISが解除されて、倒れるのを見てから自分も倒れた。
先ほどの交錯の時、麗矢はまず《スラッシャー=ジェノサイド》を一つ振った。
それを一夏は《雪羅》で防御したんだ。
だが、それで粉々に砕けて、二つ目を防御することもできずに直接くらった。
そして、爆発と衝撃でダメージが増えた。
一夏は麗矢からの攻撃もあったから、エネルギーシールドが切れ、ISが解除された。
麗矢は、ISが解除されることはなかった。
しかし、少しすると解除されて、ボロボロになったルティアが実体化して麗矢のもとへ駆け寄る。
幕切れ。
決着。
本物の勇者と偽物の勇者。
ほとんど同時だったが、勝ったのは偽物。偽物でも勝てることを、本物に勝てるを示した。
◯
リザルト、織斑一夏 VS 夜神鳥麗矢。
戦闘時間、41分54。
勝者、夜神鳥麗矢。
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