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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-44 genuine or counterfeit
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た麗矢は血を吐きながら答える。
体調を心配するが、関係ないと切り捨てる麗矢。
この時、麗矢はほとんど限界に近かった。
もう気力だけで意識を保って、あいつに負けるわけにはいかないという闘志だけで戦っている。
麗矢は闘志が折れることがなければいつまでも戦い続けることが出来るだろう。
一夏の一撃で装甲がボロボロではあるが、ブースターはまだ生きている。
それに超電磁砲も使うことがなかったため、決め手として使えるだろう。
やはり後ろに飛ばされるようにしたとはいえ、ダメージは大きかった。
4分の1を割り込んだ。
だが、それでも不思議と気分が高揚としていた。
先制したのは麗矢だった。
生きているブースターすべて使ってハイパーセンサーですら捉えることが危うくなる領域までスピードを上げた。
一瞬にして一夏に肉薄した麗矢はそのスピードのまま膝を腹に叩きこんだ。
「ガハッ!」
一気に肺から空気が抜けていき、壁にぶつかると空気を求めて喘ぐ。
その影響か視界がかすんで見える一夏。
そんな視界の中で青い一筋の線を見つけ、そこに《雪片二型》を合わせる。
ガキィッと音を立てて、刃同士が打ち合わせられるが、とっさのことで力が全く入っていない一夏は押し込まれる。
視界が何とか回復した一夏は力を込め、押し返したまま攻撃に転じる。
カウンター。
それは直撃コースだったはずだ。
「――――なっ!」
麗矢は高速切換が得意だったのだ。だから、押し返された拍子に上に《スラッシャー=ジェノサイド》を飛ばして、瞬時に《デストラクター》を展開して防いだ。
一夏は動揺を隠せなかったが、今のうちにと麗矢から距離を取る。
麗矢は重力に従って落ちてくる《スラッシャー=ジェノサイド》を掴んで《デストラクター》を量子化した。
再び麗矢から動き出す。
接近して一夏に斬りかかる。
エネルギー構築体ならばと一夏は《零落白夜》を発動させて迎え撃つ。
そして弾いた一夏は攻撃を繰り出す。
三合。七合。――――十六合。……
斬りかかり、弾くか防御、その後攻撃に転じる。
その一連の行動を繰り返す。
《雪片二型》と《スラッシャー=ジェノサイド》が打ち合ってもエネルギー構築体であるはずの青いものが消えない。
無限に続く打ち合い。
段々と焦りを感じてくる一夏。
実は麗矢は《零落白夜》を発動させている《雪片二型》と打ち合う時に『ジェノサイド』を一時的に解除しているのだ。
一瞬のことで青いブレードがちょっと揺らいだぐらいにしか感じない。
この事実を管制室にいる千冬、束、楯無はすぐに気付いた。
だが、目の前にいる一夏は全く気付く様子がない。
きりが無いとみた一夏は一旦離れ
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