第71話 再戦!マジンガーZ対戦闘獣軍団
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の戦闘獣達が一斉に散らばってそれを回避する。しかし回避した戦闘獣の元へ飛んできたのは弾丸の如く飛んできたマジンガーZであった。それを避ける事など出来ず、目の前の一体の戦闘獣は胴体から真っ二つに引き裂かれてしまった。
だが、その際に奇妙な色の液体が噴出され、Zの体を濡らしていく。
「うわっ! これってあの溶解液か?」
【馬鹿め! その溶解液は貴様の超合金Zのボディをドロドロに溶かしていくわ! 骨も残さず溶けるが良い!】
「へん、馬鹿なのはてめぇらだぜ!」
笑みを返す甲児。ボディを纏っていた溶解液を一振りで跳ね除ける。
Zのボディは微塵も溶けてはいない。全くの無傷だ。
【ど、どうなっているんだ?】
「バーロィ! もうZのボディ超合金ニューZになってんだよ! そんな溶解液なんざ屁でもねぇぜ!」
Zのボディに未だにへばりついている溶解液が空しくボディを滴り落ちていく。
不気味な色をした溶解液本来の機能を果たす事なくZのボディから海へと落ちてしまった。Zのボディは微塵も溶けてはいない。
「へっ! ご自慢の溶解液もこの程度じゃ話にならねぇぜ!」
【馬鹿な! グレートマジンガーの劣化型の癖に何故我等の攻撃が通じないのだ! えぇい、形振り構ってなど居られるか! こうなれば総力を挙げてZを葬るだけだ!】
戦闘獣軍団が総力を結集して襲い掛かってきた。それぞれ攻撃が乱射される。
ビームが、ミサイルが、熱線砲が、ありとあらゆる武器がZに襲い掛かってくる。
しかし、そのどの武器もZのボディに傷をつける事は出来なかった。どれもこれも空しく散っていくだけだ。それとは対照的にZの攻撃はどれも凄まじかった。
腕を突き出せば戦闘獣の堅牢なボディを貫き、蹴りを放てばその体を切断する。
武器も比べ物にならない程にパワーアップしており最早此処に居る戦闘獣では戦いになどならない。大人と子供の喧嘩よりも悲惨な光景が其処にあった。
そして、その悲惨な戦いはあっと言う間に終結した。Zの圧倒的勝利に終わったのだ。
辺りに立っている戦闘獣など居ない。あれほど居た戦闘獣軍団がZの前に呆気なく倒されてしまったのだ。
かつての戦いを知っている者が見たらきっと信じられないと言えるだろう。だが、これは現実なのだ。現実に起こっている事なのだ。
無論、それに一番驚いているのは操縦をしている甲児自身ではあるが。
「す、すげぇ……キングジョーを叩きのめした時にも感じたけどマジンガーZが前よりも遥かにパワーアップしてやがる」
操縦桿から伝わってくる感触で分かる。このマジンガーZのパワーはまだまだ上がある事を。そして、その力を全て発揮した場合、戦闘獣など相手にならないと言う事も。
【な、何と言う事だ!】
「ん?」
また別の声がした。まだ生き残りが居たの
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