第71話 再戦!マジンガーZ対戦闘獣軍団
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「フェイトちゃん。他の皆と連絡がつかないって本当なの?」
「うん、皆に連絡が繋がらないし、母さん達とも全然……」
話の途中でフェイトは俯いてしまった。依然としてアースラと交信が出来ないのだ。アースラとの交信を妨害するにはミッドチルダの知識が必要になる。だが、見るからに敵組織にそれを持った奴等が居るとは考えられない。となれば考えられる可能性は一つしかない。
アースラが交信出来ない状態に陥っているか、もしくはアースラそのものが既にこの世からなくなったかのどちらかだ。
「大丈夫だよフェイトちゃん。リンディさん達だってきっと無事だよ」
「うん、そうだよね……きっと、皆無事だよね」
頷くが相変わらずその顔には覇気がない。やはり落ち込んでいるようだ。
「そ、そうや! こないな時はお昼のバラエティ番組を見て気を紛らわすのがえぇよ」
気を利かせたはやてがテレビの電源を入れてくれた。店内にテレビの軽快な番組音声を奏でてくれる。丁度つけた番組がバラエティ番組だったらしく場の空気を和ませてくれるには良い効果であった。
テレビではサングラスを掛けた中年の男性がマイクを片手に大勢の視聴者達を笑わせてくれる。テレビ外で大声で笑ってくれているギャラリーに乗じてテレビを見ていたなのは達も自然と笑みを浮かべていた。
視線を外せば光太郎や立花も笑っており、あのシグナムでさえうっすらと笑みを浮かべている。誰もがこうして笑える時間が如何に貴重かと言うのが分かっているのだ。
だが、そんな時、突如バラエティ画面が切り替わり堅苦しいニュースの画面へと切り替わる。
【番組の途中ですが、此処で緊急速報をお伝えします。本日正午過ぎ、日本海付近に謎の機械獣軍団が出現しました。機械獣軍団は真っ直ぐ日本を目指しております。詳しい行き先は……只今予想が出ました。行き先は、東海地方だと推測されます。付近の皆様は至急避難して下さい! 繰り返します……】
突然放送された速報はその場に居た一同に戦慄を覚えさせた。謎の機械獣軍団が今この日本を目指して進んで来ていると言うのだ。しかも東海地方。だが、何故敵は東海地方などを目指しているのだろうか?
「なのは、あれはきっと戦闘獣軍団だよ!」
「戦闘獣?」
フェイトの言葉に首を傾げる。なのはは戦闘獣の類を知らないのだ。初めてそれに出会った際になのはは重症を負ってしまい意識不明の状態だった為に知らないのだ。そしてはやてもまた戦闘獣と会うのはこれが始めてになる。
だが、フェイトは知っていた。彼女は以前戦闘に巻き込まれた事があったからだ。故にそいつらの強さ、恐ろしさを良く知っている。そして、今の自分達で果たしてその戦闘獣達に対抗出来るのか?
今ウルトラマンが二人仲間に居るが敵は機械獣を遥かに凌ぐ戦闘力を持つ奴等だ。数分間しか戦え
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